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カテゴリ:健康問題
全国で爆発的に流行している風疹の感染者数が、5月22日までに7540人(国立感染症研究所調べ)と、昨年1年間の3倍を超えた。
医療機関の休診が増えるゴールデンウイーク期間は増加の勢いがやや収まったが、感染者数が最も多い東京都では、週150人以上のハイペースだ。全国では週600~700人のペースで増え続けているが、ピークはこれからだというから怖い。 しかも、感染者の約8割が20代から40代の男性で、大人ほど重症化しやすいから厄介だ。 「大人が風疹にかかると、子どもより回復が遅い。40度近い高熱が1週間も続いたり、首や耳の後ろのリンパ節の腫れがなかなか引かず痛みに苦しんだりする。もっと重いと、脳炎や血小板の減少で入院するケースもあります」(東京都感染症情報センター) この年代の男性に風疹患者が多いのには、ワケがある。「子どものころ、予防接種の対象がバラバラだったり、対象であっても受けていなかったりして、抗体がない人が多いのです」(東京都感染症情報センター) 特に注意が必要なのは、昭和37年4月2日(51歳)から昭和54年4月1日生まれ(34歳)までの男性だ。この年代は中学生のときに学校で集団接種が行われてはいたが、実は対象が女子のみだった。 昭和54年4月2日生まれ(34歳)から昭和62年10月1日生まれ(25歳)までの世代は、男女ともに中学生で風疹のワクチンを接種することになっていたが、各自が医療機関に出向くことになったため、接種率が激減した。 〈子どものころ風疹に一度かかったから大丈夫だろう〉も誤解だ。 実際には〈はしか〉や〈リンゴ病〉など、別の病気だったのを本人や親が勘違いしているケースがあるし、当時の医者の診断が間違っていた可能性もある。「オレは大丈夫」と油断せず、すぐにワクチンを接種すべきだ。(5/27 日刊ゲンダイより) これからも増え続けると思われ、働き盛りの上記年齢に当たる人は特に注意した方がいいだろう。 その対処方法などはここ→怖い大人の風疹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.01 17:03:16
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