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カテゴリ:健康問題
殺人熱波が日本列島を襲っている。総務省消防庁は9日、熱中症で1~7日の1週間に救急搬送されたのは全国で2594人だったと発表、このうち3人が死亡した。熱中症は外出中に限らず、室内で寝ているときも危ない。しかも、梅雨明け10日間は、バタバタと倒れる「魔の期間」とも言われる。
気象庁によると8日は全国の観測点927のうち95地点で35度以上の猛暑日となり、山梨県甲州市で38.5度、甲府市で38.2度を突破した。38度を超えたのは今年初めてで、関東甲信越や近畿などに「高温注意情報」を出した。 外出中は帽子をかぶったり、日傘を差したり、水分と塩分をまめに取るのが熱中症対策の基本。だが、この暑さだと室内でも安心はできず、特に睡眠中が危険という。新渡戸文化短期大学の学長で医学博士の中原英臣氏が説明する。 「寝ているときは思っているよりもたくさんの汗をかいている。扇風機やクーラーを使わずに横になるより危険度は増す。脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞と同じで、熱中症は、血液がドロドロになることで引き起こされる。睡眠中に水分や塩分が蒸発すると、血液の循環が悪くなる末梢循環不全を起こす」 睡眠中のリスクを避けるにはどこに注意すればいいのか。 「脳梗塞、心筋梗塞と同じく睡眠前のコップ1杯の水が発作を防ぐ手立ての1つになる。起きがけにもさらに1杯飲む。寝るときの格好も大事で、通気性のいい寝間着を着ること。湿度が高いと洗濯物が乾きにくくなるのと一緒で、高温多湿の環境は汗が蒸発しにくく、これも熱中症の危険を高める。クーラーの除湿機能を利用して湿度を低く保っておくのが大事だ」(中原氏) 「体が環境に順応していくことを医学用語で『馴化(じゅんか)』という。梅雨明けですぐに猛暑になると、この馴化が追いつかず熱中症にかかりやすい。8月に入ると体が暑さに慣れてくるが、梅雨明け1週間から10日は油断しないほうがいい」と中原氏。(5/9 夕刊フジより抜粋) その油断が死を招く。暑い日が続くこの時期は特に注意した方がいいだろうね。 参照:以前に書いた記事(クリックで飛べます) ・熱中症・・・水分・塩分補給と適度な休憩、涼しい服装 ・水毒症・・・水の大量摂取による中毒症状 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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