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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:は行 男性
評価:★★★★☆
ミステリー長編。 --- 梗概 ------------- 有名なバレエ団の事務所に侵入した男。そして、その男にたまたま遭遇し、襲われ花瓶で応戦して殴り殺してしまったバレリーナ。一見すると正当防衛であるこの事件だが・・・。これを発端に、バレエ団の人間が一人殺され、もう一人も殺害されそうになる。この事件の裏には一体何があるのか?最初の事件との関連は?・・・驚くべき真実が待ち受ける、切なく悲しい物語・・・。 --------------------- ん~切ないね~(。>_<。)なんだかセンチな気分になりました。 相変わらずハズレないですねーーー東野さん。ハズレなしだと安心して読めるからいいですね(笑) この作品も例に漏れずおもしろかったです。事件は謎に満ち満ちており、また、事件以外にも、切ない恋物語もあったりして。色々と楽しめます。 ただ、ちょっと動機がいまいち納得できなかったりしましたけど。まっ、ダンサーってのはそういうもんだと言われればそうかと思えなくもないかな?それと、展開が強引だったような気もしたけど、これもフィクションだと思えばそう苦にもならないかな?(笑) 東野さんって、浪花少年探偵団みたいなユーモアミステリーから、こういった切ない恋愛ミステリーまで、色々なジャンルの著作があって、本当すごいなーーと感嘆してしまいます。才能ですねーーー(*´ー`)しみじみ・・・ 読み終わっても気が付かなかったんですが、この話の主人公である加賀恭一郎刑事は、『卒業』で探偵役を務めた大学生と同一人物でした(;^ω^A彼の十数年後がこの作品のようです。 いやーーー全く気づかなかったです。この本の中で、加賀さんが過去について思わせぶりな描写が多々あって、「いつ明かされるのかなーー♪」なんて楽しみにしてましたが、それは『卒業』の中で起こったことの回想だったのね(笑)恥ずかしい限りです。 んーーー再度『卒業』に目を通さないとなーー(;^ω^A ちなみに、加賀恭一郎はシリーズになってるんだって。え?知らなかったの私だけ?・・・ヽ(´~`;) === 154冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月06日 07時23分13秒
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