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カテゴリ:新書
評価:★★★★☆
信じるか、信じないか------。 言葉の裏に隠されていたのは、日本の伝統文化としきたりだった!(帯より)
「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」、「夜に口笛を吹くと蛇が出る」、「三人で写真を撮ると真ん中の人が死ぬ」・・・などなど、誰もが幼い頃親から言われたことがある日本の迷信76個。これらの迷信の由来を教えてくれます。 おもしろいですっ!!「夜に口笛を吹くと蛇が出る」とか「朝蜘蛛は殺すな」とか、私も幼い頃言われましたね~母親に。今思うと、なぜ蛇が口笛吹くと来るのかとか、朝の蜘蛛は殺しちゃダメで夜の蜘蛛は殺さねばならないのはなぜなのかとか、色々疑問ですよね。 その疑問に答えてくれるのがこの本です。おもしろいです。最近は「単なる迷信だろ」なんて歯牙にもかけぬようになってきましたが、その由来を知ると、見直してしまいますね。ちゃんと意味があるんですよね、一見わけのわからぬ迷信にも。 なるほどと、日本文化の勉強になったり、日本人の知恵を痛感したりします。 たくさんの迷信のうち、聞いたことがあるものもありましたが、全く知らないものもわりとあって、その迷信を母に聞いてみると母は「聞いたことある」と。やはり時を経るうちにどんどん親が子に迷信を話すことが減っているのかな~。何世代かあとにまで、日本人の知恵としきたりが詰まった迷信が残っているかどうか・・・危うし、迷信。 そういや、以前テレビで「バチがあたるよ!!」、「お天道様が見てるよ!!」等と親に言われたことのない10代から20代の若者が多くいるっていってましたね。私は20代前半ですが、幼い頃、ご飯残せばこう言われ、悪いことこっそりやって見つかってはこう言われ・・・。結構言われましけど、言われてない同世代の方が多いことに驚きました。 あと、ちょっと迷信からは脱線しますが、私は、お茶碗にご飯粒つけたままごちそうさますると「お百姓さんが一生懸命つくってくれたものを粗末にするな!!バチがあたるよ!!」って言われて育ちました。だから小学校の給食でも一粒残さずご飯を食べてたんですが、ふと周りをみると、8割くらいの子供がご飯粒つけたままごちそうさましてたりして、子供ながらに衝撃を受けました。むしろ自分の方がおかしいんじゃないかとまで思ったりして( ̄~ ̄;) きっと自分の親世代が小学生の頃はご飯粒つけたまま箸を置くこどもは、私世代よりうんと少なかったと思います。なんか大切なことが失われてきているような気がしてちょっと悲しかったり(;-_-;) なんでもかんでも革新革新ばかりなのも変だし、かといって保守的すぎて狷介固陋なのもどうかと思うし。迷信のように、大切に残して伝えていくべきところは伝えて、変えていかねばならぬところは柔軟な姿勢で変えていく。そういうことが大切なんじゃないかなと思ったり。 ん?だいぶ脱線しました(^~^;)ゞ 閑話休題。 日本独自の迷信。これはもう文化ですよね。後世にまで残したいものですね。私の子供には一日一迷信のつもりで話していこう!!と決意しました!!・・・って、その前に結婚しなくちゃ、だな(笑) === 216冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
---雑記--------------------------------------- 先月・今月は小説ばかり読んできましたが、明日からはノンフィクションをたくさん読んでいこうかな~とおぼろげに思っております。ってなわけで、明日以降小説を読む割合が低くなりそうです。小説好きの方、堪忍を~~(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月19日 19時20分15秒
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