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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:は行 男性
評価:★★★★☆
ミステリー長編。 --- 梗概 ------------- ミステリー作家である“私”は、次に書く作品の資料を渉猟しに図書館へ。そこで目当ての本を探しながらぶらぶらしていたが、ふと気が付くと何か妙な雰囲気。おかしいと思いつつ帰ろうとした“私”だったが、なぜか出口が見あたらない!!出口求めて図書館内を彷徨うものの、まるで狐に化かされたように出口にたどりつけない。そして、ぐるぐる廻っているうちに周囲の様相も変わり始める。どうやら奇妙な世界に迷い込んでしまったようだ。その世界で“私”は“天下一”という名の探偵になっていた!!さらには、ある事件の犯人を捜す依頼を受けることに。流れに身を任せ、依頼を快諾し、調査を開始した私こと天下一探偵だったが調査開始早々密室殺人事件が発生!!殺人事件の捜査まで担うことになった天下一は、この世界の奇妙な点に気が付く。この世界には『推理小説』という概念が存在しなかったのだ。『密室』、『トリック』などの意味どころかその概念さえ理解できない世界の警察、住人を相手に四苦八苦しなが真相究明に奔走する!!密室のトリックは?犯人は?そして、“私”が迷い込んだ世界とは・・・!? ---------------------- こんなものまで書かれるのですね~恐るべし、東野圭吾(笑) 今まで読んだ東野作品とは一線を画する感じです。だってパラレルワールドに主人公が迷い込むんですよ? 奇抜な設定でありながら、それがちゃんとミステリーになってるんだから、やはり天才は違いますのぅ( ̄ー ̄) この話はミステリーであり、かつ、『本格推理小説』論のようなものが展開されていたりします。意味深長といいますか。 もしこの作品の中で語られている言葉が東野圭吾さん自身の言葉とシンクロするとするならば、妙に納得。それは東野作品を読んでいてもわかりますね~。 おもしろいです。これは続編もあるみたいですね。買ってはありますのでまた読みます。来年になりそうだけど(笑) === 211冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月24日 16時10分31秒
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