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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:光文社古典新訳文庫
“オンディーヌ” 評価:★★★☆☆
--- 梗概 ------------- 水の精であるオンディーヌは、森に住む漁師の養女として暮らしていた。あるとき、騎士ハンスが偶然オンディーヌの家を訪れる。そこで出会った二人。オンディーヌはハンスに一目惚れし、ハンスもまたオンディーヌに惹かれていく。恋に落ちた二人は一緒に暮らし始めるのだが・・・。 ---------------------- 好きな相手は遠ざけないことですね。 距離ができれば、たとえ信じてはいても、おもかげは薄くなる。 (P96より)
死を思うことで、逆にこの世は一瞬ごとに美しく見える。 (P137より)
オンディーヌ!!実はずっとずっと読みたいと思っていて、ジロドゥの戯曲集も買おうかと思ったほど!!(ただ、この戯曲集四千円弱とあまりにも高いため二の足を踏んでました(;^ω^A ) それが、光文社古典新訳文庫から出版されました!!もう運命としか言いようがない(笑)ってなわけで早速購入。 ・・・なるほど。期待が大きかっただけに評価も辛口になってしまいましたが、なかなかおもしろいです。途中は、オンディーヌのおしゃべりっぷりやストーカーっぽい執着ぶりにイラッとさせられますが(笑)ラストはかなり好き!!ふと、人魚姫を思い出したりしました。 ただ、戯曲はついついシェイクスピアと比較してしまいます(;^ω^A そうすると評価がちょいと辛めになっちゃいますね~。シェイクスピアはやはりおもしろい( ̄ー ̄) === 21冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月16日 11時48分36秒
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