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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:や行 男性
“ゴメスの名はゴメス” 評価:★★★☆☆
長編。 --- 梗概 ------------- 東京の日南貿易に勤める坂本。彼は、ベトナム支社に勤務する香取と入れ替わりにベトナム支社へ赴任する予定だった。しかし、帰国を前に香取が突然失踪。坂本は香取の失踪の真相を確かめるべく内戦下のベトナムへと向かう。しかし、そこで坂本を待ち受けていたのは壮絶なスパイ戦だった・・・!! ---------------------- ぼくはスパイの本質は裏切り行為にあると考えます。絶えず誰かを裏切り、そして、絶えず誰かに裏切られることを恐れていなければならない。誰一人信じることができず、誰からも信じられることがない、スパイはそういう孤独な職業でしょう。 (P185より) 内戦下のベトナムが舞台。というのもこれが書かれたのは1962年だから。今から四十年以上前に書かれた本のようです。 すごいですね。色褪せてません。今でも何の違和感もなく十分に楽しめます!! 誰が裏切り者なのか?誰を信用すればいいのか?そして、香取の行方は?色々な問題が坂本に降りかかってきます。ドキドキもんです。 ただ、ちょっとハードボイルドというのでしょうか?そういう感じだから、いまいちキャラクターに感情移入ができませんでした(^~^;)ゞ 私はどちらかというと、人間味溢れる泥臭い話が好きだったりしますので。 でも、ハードボイルド好きにはたまらない一冊だと思います(*´ー`) === 40冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月04日 19時50分27秒
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