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本の足跡

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2008年06月22日
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テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:新書

断末魔の中国.jpg 【Amazonで購入】      【楽天ブックスで購入】

“断末魔の中国”

評価:★★★★★

 

いかに中国が自国の利益しか顧みず、他の国はもとより、自国民さえも経済成長のために蔑ろにしてきているかが書かれています。こんな国に明るい未来があるわけがありませんよね。

偽装、汚職、汚染・・・中国は本当にぎりぎりの状態まで来ています。食品偽装だけでなく、粉飾決算など、様々な面でいかにつなわたりてきなことをやっているか、近視眼的に行動をしているか、書かれています。

第一章  深刻化の一途をたどる環境破壊

第二章  食糧問題がアキレス腱に

第三章  超インフレーション国家

第四章  自殺的投資に走る民衆

第五章  汚職は底なし沼のごとし

第六章  偽造・贋造・コピー天国

第七章  一人っ子政策が暴動に発展

第八章  エネルギー至上主義の限界

第九章  格差社会が国家の亀裂を招く

第十章  断末魔の国家に水不足が止めを刺す

第十一章 オリンピック開催の資格なし

どの章も非常に興味深く読めました。中国の怖ろしいところは、内部の正確な情報が出てこないことですね。著者は中国が公式に発表する数字さえも信頼するに足りないと主張しています。私もそれには同感ですね。

情報統制し、正しい情報を隠す国が出す数字が真実なわけがないですもん。

まぁ~どの章も全て驚くべき話ばかりです。日本を始め世界常識からは考えられないようなことを中国という国はやるんだという前提に立たないと、あの国にはダマされます。自分たちの常識で考えれば「さすがにそこまでやらないだろう、嘘をつかないだろう」と思えることを平気でやるのが中国。

昔は中国をみなが平等な天国のような国と主張してはばからなかった左の人達。ようやく中国の真実が明るみに出始めた今、いかに彼らの主張、読みが間違っていたか、彼らが中国の思うままに洗脳されていたかがわかります。

そして、未だに中国を危険な国でないなどとほざくバカな政治家を始めとする左翼たち。十年後、二十年後、日本が中国の属国に成り下がってから彼らの主張が間違っていたことに気が付く、なんて皮肉な結果にならないよう、日本は今中国という国の危険性を認識し、対応をとらねばならないと思います。

=== 59冊目 読了 ===

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最終更新日  2008年06月24日 19時43分28秒
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