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カテゴリ:新書
“環境活動家のウソ八百” 評価:★★★★☆
興味深く読めました。世界の著名人をバックに持ち跳梁跋扈する環境活動家。グリーンピースが決して真の環境活動家ではなく、単に環境というお金のなる木を利用したテロリストたちなのだということは、最近はよく知られてきていると思います。 では、どんな著名人・富裕者たちが環境活動家たちと繋がっているのか?そして、彼らが環境活動家を支援する理由とは?そういうことが詳細に書かれています。 また、現在環境破壊と多くの人が信じて疑わない行為・現象を、科学的な根拠を示しつつ反証しています。とてもおもしろかったです。 環境問題!環境問題!と人々は声高に叫びますが、地球温暖化の原因は本当に二酸化炭素の増加が原因なのか?そもそもそこが科学的に証明されていないのに(むしろそれを否定する科学者も多いようです。)世界中が二酸化炭素排出制限に躍起になっているのにはどうも疑問があります。 確かに地球の気温は上昇している。しかし、それも地球の長い歴史を見れば自然な流れなのかもしれない。過去、地球は温暖化と寒冷化繰り返してきている。その環境変化についていけない植物・動物は淘汰され、そして、新たな環境に適応するものが生まれる。それを繰り返す中で人間が登場した。 それなのに、現在の人々は、近現代の地球環境こそが地球のスタンダードだと考える。そして、その環境を維持しようとする。しかし、46億年の地球の歴史からみれば、近現代の地球環境も変化するバイオリズムのほんの一部にしか過ぎなくて、その状況をずっと維持しようとする方が地球のリズムをねじ曲げる不自然な行為のように思えます。 地球の温暖化が地球自身のバイオリズムの一つなのだとすれば、暖かくなることによって減少していく動物も、植物も、それは自然淘汰の一部なのだから嘆く必要はないと思います。それを保護するために躍起になることも、むしろ反自然的な行為です。 地球の環境変化についていけないものは淘汰され、そして、新しい環境に適応する動植物が現れる。地球は長い歴史こういった淘汰を繰り返して現在があるのです。 もし、本当に人間の活動が全ての原因で地球が温暖化し、その結果地球が持つバイオリズムをねじまげているのだとすれば、確かに問題がある。でも、現段階ではそれさえも証明されていないし、懐疑的な見方も多い。 そんな段階で、人々が何にも優越して環境問題環境問題とヒステリックに叫び、貧困で苦しむ国をさしおいて、食物をエネルギーにしたりするのには疑問を禁じ得ません。 非常に読み応えのある本でした。 ただ、そこはかとなく漂うカトリック信仰が鼻につかないといえばウソになります(;^ω^A 人工中絶を暗に批判するあたりなんか特に・・・。 それ以外はとてもおもしろかった♪お薦めです。 末筆ながら、この本を紹介して下さった日向永遠さんに感謝申し上げます(*´ー`) === 92冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月11日 21時10分53秒
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