|
テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:光文社古典新訳文庫
評価:★★★☆☆
--- 梗概 ------------- 若い姪と二人、都会暮らしの教授に仕送りしてきた生活。だが教授は...。棒に振った人生への後悔の念にさいなまれる「ワーニャ伯父さん」。モスクワへの帰郷を夢見ながら、次第に出口のない現実に追い込まれていく「三人姉妹」。生きていくことの悲劇を描いたチェーホフの傑作戯曲二編。(「BOOK」データベースより) ----------------------- ああ、どこに行ったんだ、どこに消えたんだ、ぼくの過去は?ぼくがまだ若くて快活で、頭がよかったあのころ、大きな夢や思想に胸をふくらませていたあのころ、現在と未来が希望にかがやいていたあの過去はどこに消えたんだ? (P291より)
文学は、時代背景が分からないと理解しきれないところがあります。 ですので、これもさほどよく意味は分かりませんでした(笑)
ただ、両方に共通して書かれていたのは、『取り戻せない過去を嘆きながらも生きていかなければならない』ってこと。 物語の随所で、どうしようもできない、やり直せない過去を悔みながらも死ぬこともできず、ひたすら耐えて耐えて生きていかねばならないという表現が、言葉をかえて見られます。 ・・・感想はこの程度しか書けない・・・(;´∀`)
あっ。突如日本語講座です。『ワーニャ伯父さん』の『伯父さん』について。老婆心ながら解説します。 『伯父さん』と『叔父さん』の違いについて。 『伯父』・・・自分の父母の兄にあたる人。 『叔父』・・・自分の父母の弟にあたる人。 伯母と叔母も同じです。 ・・・みなさんご存知ですよね(笑)老婆心もいいところですのぅ・・・。僭越さをお許しくださいませ~(´ω`;) === 6冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月21日 18時37分18秒
[光文社古典新訳文庫] カテゴリの最新記事
|