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テーマ:本日の1冊(3697)
カテゴリ:光文社古典新訳文庫
評価:★★★☆☆
短編集。全四話。 --- 梗概 ------------- 妻の不貞に気づいた貴族の起こす猟奇的な事件を描いた表題作、黄金に取り憑かれた男の生涯を追う「ファチーノ・カーネ」、旅先で意気投合した男の遺品を恋人に届ける「ことづて」など、創作の才が横溢する短編集。ひとつひとつの物語が光源となって人間社会を照らし出す。(「BOOK」データベースより) ----------------------- なんでよ!なんでよ!!いったいなんでなんよっ!!!(〃*`Д´)またとんだ!!記事ほとんど書き終えたのにまた全部とんだ!!エンターキー押してるだけ(のつもり)なのに何かのはずみにとぶのは一体全体どういうことよ!?原因がいっつもわかんないだけに予防策も立てられやしない!!朝っぱらからムカついたーーー( ゚皿゚)
わたしは、その場所で、甘美な小説をいくつも創作していたのである。わたしをいつも魅了する憂愁という名の放蕩に少しばかり身を委ねていたのである。屋敷が荒廃した原因はきっとありふれたことにすぎず、それがひとたびわかってしまえば、わたし自身がつくり勝手に酔いしれてきた未発表の詩の数々を失うことになるに決まっていた。 (P13より)
表題作がおもしろかったです。 コキュの復讐物語。妻に浮気された男がとった驚くべき復讐法とは!? 浮気を知った人の反応を、動的なものと静的なものに分けるとしたら、こちらは静的な方。 浮気を知って怒り心頭に発し相手を罵りまくったりするのが動的だとしたら、一見平静を装っているけど内心は怒りの渦で、はらわた煮えくりかえってるのが静的。 本当に怖いのは、面と向かって怒りをぶつける方じゃない、静的な反応。こちらほど怖いものはないのかもしれない。 この物語のコキュも、浮気を知って妻を問いただしたり責めたりしない。それだけに彼がとった復讐手段は驚くべきものだったのです・・・。 怖い。怖すぎる!!狡猾で陰惨な復讐法!!この陰湿さにコキュの業腹具合がみてとれる。 これ読んだら絶対浮気できなくなりますよ(笑)
表題作以外は・・・途中から斜め読みしてしまいました(´ε`;) === 23冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月13日 08時08分49秒
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