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テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:は行 男性
評価:★★★☆☆
ミステリー長編。 --- 梗概 ------------- 妻は言った。「あたしが殺したのよ」-湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより) ----------------------- 男の人っておかしいわね。自分は堂々と浮気しておきながら、妻にその気配があると怒りだす (P162より)
本を読む前に、ずーーーっと昔、映画化された方をみたので、おおまかなストーリーは知ってました。でも、原作はこんな話だったのねーーー。ふむふむ。
子供の受験勉強合宿のために集まった四組の家族。そこで起こった殺人事件。誰も警察に通報しようとはしない。みんなで犯罪を隠蔽しようとするのだ。なぜそこまでして他人同士が協力するのか?そこにはみながひた隠しにする秘密があった・・・。 なぜか一人のために全員が犯罪の隠蔽に協力する。この異常な行為にはある秘密があるのですが、それが何なのか?ドキドキしながらページが進みます。 そしてその秘密が明らかになった時・・・え?そう。ふーん。みたいな(笑)ありきたりな内容でしたねーーー。もったいぶったわりに・・・。 あとオチがどうも苦手。ホワイダニットとフーダニットの両方がもやもやっとしたままでさ・・・すっきりしなーーーい!!そこがこの小説の醍醐味なのでしょうが、私はそんなのいやなのだーーー!!(笑) 以前読んだ、『どちらかが彼女を殺した』とか『私が彼を殺した』っぽい話。 これは、受け身でミステリ小説を読む読者への、著者の皮肉たっぷりな挑戦状なのかもしれない・・・(笑)探偵に謎解きさせてないでたまにはおめーらで謎解いてみやがれっ!!てなもんなのかもね。 === 57冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月20日 18時11分26秒
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