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テーマ:本日の1冊(3696)
カテゴリ:光文社古典新訳文庫
評価:★★★★☆
--- 梗概 ------------- デンマーク王が急死し、王の弟クローディアスが王妃と結婚して王の座に就く。悲しみに沈む王子ハムレットはある日、父の亡霊と会い、その死がクローディアスによる毒殺だと知る。ハムレットは狂気を装い、復讐を誓うのだった...。シェイクスピア四大悲劇、最大の問題作。(「BOOK」データベースより) ----------------------- 心に思うは意のままでも、思いを果たすは意のままならず。 (P87より)
えっ?ハムレットってこんな内容だったけっ!?∑(゚Д゚;) ってのが読後の素直な感想です。 というのも、以前読んだ『ハムレット』とはストーリーやハムレットの人柄に大きな違いがあったから。 前に読んだものでのハムレットは、優柔不断なやつ。でも、今回読んだのはすごく行動的。猪突猛進。 同じ人物なのにその描かれ方は対極だと感じました。 ともに結末は悲劇的なものですが、そこに至るプロセスが違う。前者は、優しさゆえに迷い悲劇を迎える。後者は、憎しみゆえに見失い悲劇を迎える。そんな印象。 なぜここまで違うのか?私の読解力がないだけなのか?と調べてみたところ、ハムレットには、三つの印刷原本(Q1、Q2、F1)が存在するとのこと。なるほど。そこでようやく今回読んだハムレットの“Q1”の意味がわかりました。 詳しい説明は割愛します。 でもこれで、前回読んだのと今回読んだもので物語の印象が全く違った理由が判明し、スッキリしました(*´∀`*) === 92冊目 読了 === お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月04日 00時23分10秒
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