ボランティアを終えて。
昨夜愛知に戻りました。最後の1週間は、ボランティアセンターのある公民館に宿泊していました。牡鹿公民館では、個人ボランティアの宿泊が可能です。電気もガスも水道も無い公民館。しかし、同じ気持ちを持った仲間と過ごす1週間は、とても充実した、有意義な1週間でした。朝はちょっと早起きをして、コーヒーを飲みながらまったり話し。昼は現場で汗をかき、月・水・金の週3日は、地元の方とボランティアに無料開放されている、近所の大きな入浴施設 「ほっとまる」 で汗を流し。(あ、公民館にはシャワーがあり、シャワーは毎日使えます)夜は蚊に刺されながら、薄暗い中でまったり話し。個性的で優しくて、キャラが濃い目(←笑) の皆さん。たくさんの刺激、楽しい一時をありがとうございました。出会いに感謝感謝です!私は約1ヶ月間滞在する中で、現場作業とフリーマーケットと、半々ぐらいで担当させていただきました。現場作業では、1つ1つの作業に、やりがいと達成感を感じる事ができ、依頼主さんから直接、感謝のお言葉をいただく事ができました。少しでも役に立てている気がして、嬉しかったです。フリーマーケットでは、正直手持ち無沙汰を感じる事が多かったですが、ご近所のオバサマ達と仲良くなり、色々と差し入れをいただいたり、お宅に遊びに行かせていただいたりと、現地の方々の暮らしに触れる事ができ、嬉しかったです。私が宮城を離れる前、「お別れパーティーやろう」 と自宅に招いてくださった、Tさん。お風呂まで入らせていただき、感謝感謝です。「サッパリして帰りな」 と、髪の毛を切ってくださった、美容師のOさん。ご自宅も、経営されていた美容院も津波で流されてしまい、今は借家の一部を使って営業しています。9月に新たな場所に美容院を開店予定で、これから忙しくなるそうです。津波に流され、泥だらけになった鯨のヒゲの洗浄作業。マッスルメンバーズ近所のNちゃんと愛犬モコ地元の花火大会石巻焼きそばとっても素敵な成田ファミリーにもお別れのご挨拶地元の若者達とのBBQ出会いあれば別れあり最後の作業は、カキの仕分けでした。最終日の様子。このカキの仕分け、地味な上に時間のかかる作業で、1日の作業では、ほんのわずかしか進みません。しかし、1日1日と作業を続ける中で徐々にカキの山が減っていき、約1ヶ月で驚くほど変化がありました。私が初めて作業させていただいた、7月上旬の写真。ね!全然違います。人の力ってすごいなーって思います。カキの仕分け作業は、初めて現場リーダーをさせていただき、依頼主の三浦さんもすごく素敵な方で、とても思い出深い作業となりました。選別したカキの殻は、これから穴開け、紐通し作業を行い、12月に海へ沈めます。カキの殻にホヤの赤ちゃんが付き、うまくいけば3年後に収穫できるそうです。3年後。。。。津波で全てが流されてしまった漁師さんにとって、どれほど長い時間なのでしょうか。壊滅してしまった養殖を復興させるには、恐ろしいほどの時間と労力が必要なのだと知りました。3年後、きっとまた遊びに来ますから。最後、三浦さんと約束をしました。今回の訪問で私が見てきたことは、ほんの一部分に過ぎないと思います。まだ瓦礫の残る中、復興に向けて前向きに頑張る姿に、私も頑張らなくちゃ!と、私の方が元気をいただきました。一人の力は小さいけれど、みんなの力が集まれば、大きな力になるのだという事を知りました。震災から今日で5ヶ月。私からしたらあっという間の5ヶ月ですが、被災地の方にとっては、とても大変な5ヶ月間だったと思います。私の現地でのボランティア活動は終わりましたが、これからも自分にできる範囲で、支援を続けていきたいと思います。東北を身近に感じていきたいと思います。そして、被災地ではまだまだ人の手を必要としています。お時間のある方は、ご協力よろしくお願い致します。詳しくは下記をご覧下さい。<ボランティアを募集しています>被災地では、多くの方がボランティアの力を必要としています。お時間のある方は、ぜひボランティアにご協力下さい!・全国社会福祉協議会「被災地支援・災害情報ボランティア情報」私の所属している 「牡鹿ボランティア」 につきましては、こちらの日記をご覧ください。これにて、今回のボランティア日記は終了とさせていただきます。ブログの今後についてですが、これからは、何か伝えたい事柄に出会った時、不定期ながら更新していきたいと思います。やっぱり私、ブログを書くのが好きみたい。あまり頻繁には更新できないかもしれませんが、お時間ある時、ふと思い出した時、遊びに来ていただけたら嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。そして、ありがとうございました。