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カテゴリ:中東、アフリカ、南米に関するもの
この半年、欧米ではこの話題の記事がどっさり。 どんな男か知っておくのは大事なこと。 メキシコのスリム氏、ゲイツ氏抜き世界一の富豪に-米誌フォーチュン メキシコの資産家カルロス・スリム氏(67)が、ソフトウエア最大手、米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長を抜き、世界一の富豪になった。米誌フォーチュンが7日までに最新号で報じた。 フォーチュンの算出によれば、保有している上場株の7月末時点の価格に基づくスリム氏の資産は590億ドル(約7兆120億円)と、マイクロソフトを創業したゲイツ会長の580億ドル余りを上回った。 メキシコ最大の固定電話会社テレフォノス・デ・メヒコ(テルメックス)を足掛かりに、スリム氏は中南米で最大級の電話会社グループを築き上げた。 テレメックスの時価総額は327億ドル。同社から2001年にスピンオフ(分離・独立)した携帯電話サービス会社、アメリカ・モビルの時価総額は1049億ドルで、メキシコ証券取引所では最大の企業となっている。 メキシコのオンライン新聞、センティード・コムンは先月、アメリカ・モビル株の値上がりに伴い、スリム氏の資産規模が629億ドルに膨らんだと伝えた。メキシコ株式相場の上昇で、今年だけで同氏の純資産が120億ドル増えたとしている。 フォーチュンによれば、スリム氏の一族の資産はメキシコの06年の国内総生産(GDP)の5%以上に相当する。同氏が経営権を持つ企業は、時価総額 4220億ドル規模のメキシコ証取の3分の1を占めるという。 レバノンから移住したキリスト教徒の息子として生まれたスリム氏は、メキシコ市の中心部で店舗を構えていた父親から経済・金融の知識を学んだ。スリム氏は1965年、現在メキシコ7位の銀行となっているグルポ・フィナンシエロ・インブルサを証券会社として立ち上げた。そのほかにも建設やリース、不動産、たばこ業界などで会社を設立し、これらを80年にグルポ・カルソの傘下に置いた。 最大の賭け スリム氏最大の賭けは、90年にメキシコ政府が民営化のためテレメックスの経営権を売却したときだ。同年12月、グルポ・カルソはフランステレコムや米サウスウエスタン・ベル・テレフォンに加え、メキシコの個人投資家らとともにテレメックスの経営権を17億ドルで取得。買収資金の4分の1を提供したスリム氏はテレメックス会長に指名された。 メキシコの反トラスト法(独占禁止法)当局は先月、テレメックスとアメリカ・モビルによる市場独占を抑制する方針を打ち出した。メキシコではテレメックスは今年3月末時点で固定電話市場の91%、アメリカ・モビルは携帯電話市場の77%を握っている。 スリム氏は先週、国内の最貧層向けの教育資金として10億ドル、子供の栄養不足対策など医療サービスに約5億ドルを拠出することを表明。スポーツ振興に2億5000万ドルも寄付する予定だという。 原題:Mexico's Slim Passes Bill Gates to Be World's Richest お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.09 22:38:59
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