カテゴリ:果物
柑橘(かんきつ)=みかんの仲間のことですが、柑橘は
・温州みかん系(極早生、早生、中生、普通、晩生と時期が違うものあり) ・中晩柑(ネーブル、はっさく、伊予甘、デコポン、清見オレンジ、ポンカンなど) ・香酸柑橘(レモン、ゆずなど) の3つに分けられるのだそうです。 温州みかんは日本の冬とこたつの友達として、みなさんもたくさん食べられていることでしょう。包丁がなくても簡単に食べることができるので人気です。 これに対して中晩柑は、皮をむくのが大変なためか、急激に人気を落としているのだそうです。 生食用の果物を品種改良することにおいて、日本ほど熱意をかけている国は珍しいでしょう。 改良されるにつれ、酸味や渋みがより少ない品種へ人気が移っているように見えます。 例えば、昔のりんごは小さくて酸味が強いもの(紅玉、あかね)が多かったのに、最近はふじ、王林、ジョナゴールドばかりです。いちごも酸っぱいものを見かけることはありません。 これらは生食にはおいしいのですが、ジャムやお菓子作りに使うといまひとつです。酸味や渋さが少なくなったためです。 以前フィンランドへ行った時に露天売りをされていたいちごを食べた時の感動は忘れられません。指が真っ赤になるくらい熟れていて、酸味が強く香りが強いいちごは、生食には酸っぱすぎるものジャムやソース作りには最高だろうと思いました。 酸味や渋みというのは大人が理解できる味覚だと思うのです。 皮をむくのが大変な果物の人気が落ちるのは、味覚の話と合わせて、日本人が幼稚になっているのではないかと不安に思います。 話を元に戻して、中晩柑はその味のバラエティが魅力的です。 文旦や晩白柚などの果汁が少なくさくさくしたもの、ネーブルの強烈なオレンジの香り、はっさくのぱりぱりした食感、伊予柑のジューシーなおいしさ・・・この季節になると、いろいろな中晩柑を買いだめしては、毎日食べています。 とはいえ、皮をむくのが大変なのは事実でして(^^;)、つい食べるのがおっくうになってしまいがちです。 最近は、3日分をまとめて皮をむいて実だけの状態にし、密閉容器に1日分づつ入れて食べることにしています。 これだと手間は1/3になり楽です。 容器は陶器やガラスがおすすめです。私は通販生活で購入したタイトウェアを使っています。 みなさんもこの季節のお楽しみの中晩柑、いかがですか(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月08日 17時56分25秒
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