猫の手は丸い

　ネクタリンという果物をご存知でしょうか。
　夏にしか出回らない桃の一種で、日本では生産量がかなり少ない珍しい果物です。
　普通の白桃の表皮には柔毛があり、表皮は手でむくことができますが、ネクタリンの表皮には柔毛がなく、表皮はりんごのようにしっかりしているので、包丁で皮をむかなければ取れません。
　皮の色は鮮やかな赤～朱色で、実は詰まって固く、結構大振りなサイズです。
　実は薄い黄色で、未熟な実はしゃりしゃりと固く、完熟すると柔らかくなるのだそうです。
　スーパーで6個入りが798円と高いのですが、この季節しか食べられないし、色、形が何とも美しくてぜひ食べてみたい！と思い、買ってみました。
　初めてのネクタリン、どんな味がするのでしょうか。

　実の天頂から十字にぐるりと切れ目を入れて、実の左右を両手で持って、前後互い違いに回すと、実がかぱっと外れます。
　これは実が未熟なためかもしれません。
　後は適当な大きさに切って、皮ごと食べます。
　頂いてみると、実はしゃりしゃりしていて、酸味が少し勝っているもの甘みもあり、バランスの良い味だと思いました。
　白桃の甘さに物足りない方にはおすすめです。もっと完熟すると、甘みが増して柔らかくなるのだろうと思います。
　酸味があるので、火を通してジャムやコンポート、タルトのフィリングにむいているのではないでしょうか。
　ネットで調べて見ると、クラフティの具にしたり、ジャムにしたりとありました。
　また来週も買わなければ・・・（今月の果物代はいくらなんだろう・・・T_T）
　
　先週から食べているすもも「太陽」と一緒に、ネクタリンを食後に食べていると、そろそろ秋だなぁ～と思うのでした。
　りんごの「つがる」も出回り始めました。つがるの旬は9月中旬ですから、もう少しするとおいしいものが食べられるはずです。
　プルーンも出回っているのですが、こちらで売っているプルーンは実が柔らかめです。早く実が締まったサンプルーンを食べたいなぁ。