カテゴリ:果物
ルバーブとは漢方薬の大黄の仲間で、さわやかな強めの酸味とあんずに似た香りが好評の野菜です。
直径が2cmぐらいの太いふきのような葉柄が食用で、大きな葉は蓚酸が多いので、食用にはなりません。 葉柄の表面の皮を取り、適当な大きさに切り、砂糖と一緒に煮込むと、あっという間にとろとろのジャムになります。 ジャムの他に、パイやタルトによく使われています。 日本ではあまり普及していなくて、長野や北海道の一部で作られています。 ルバーブには穏やかな整腸作用があるので、おいしくてお通じがよくなるという夢のような効能があります。 ルバーブは冷凍保存ができますので、1年間は余裕で楽しむことができます。 初めてルバーブを食べたのは、フィンランドへ旅行した時に、レストランのデザートでルバーブのタルトを注文した時でした。 ぶつ切りのルバーブはさわやかな酸味と甘さで大変おいしく、帰国後に早速ルバーブを探しました。 北海道の岩崎農場で、珍しいクリムソンルバーブを栽培していると分かり、取り寄せてみました。 1kg800円で5kg単位発注だったため、大量のルバーブが送られて来ました。 研修先のアメリカの農場で特別に許可を頂き、門外不出のクリムソンルバーブを持ち帰ったそうで、国内ではおそらく岩崎農場のルバーブがレア度No1だと思います。 長さは50cm以上で、そりゃもうぶっとくて立派なルバーブです。紫がかった鮮やかな赤い葉柄は断面も鮮やかなピンク色で、素晴らしいジャムを予感させました。 表面の皮をむいて(むかなくてもよさそうです)1cmぐらいに切り、砂糖を適当に入れて弱火で煮込みます。 沸騰後、あっというまにぐずぐずに柔らかく溶けて、おいしそうなルバーブジャムができあがります。 かなり派手な蛍光気味の濃いピンク色になるので、ちょっとびっくりです。 ペクチンもたっぷりなのかコハク酸のためか分かりませんが、十分なとろみがついています。 早速食べてみると、酸味はかなり強めで、りんごの紅玉並みの酸味です。砂糖の甘さと合い、ジャムやヨーグルトのソースとして最適だと思いました。 しばらく毎日食べてみましたが、整腸作用はあまりよく分かりませんでした。個人差があるのでしょうね。 おいしくて美しいクリムソンルバーブですが、現在は、ルバーブを取り寄せしていません。 その理由は、 ・ルバーブを煮込んだ時に、卵の卵黄臭と金属的な香りが気になります。 これを防ぐには、レモン汁を入れるのが一番手軽でおいしいと思います。 ちなみに、乾燥あんずも似たような香りがするので、必ずブランデーに漬け込んで漬かっています。 ・酸味があっておいしい果物は、りんご(紅玉、あかね、グラニースミス)、ベリー類(レッドカラント、カシス、グズベリー、ハスカップ)があり、こちらを主に購入している私には、ルバーブの必然性が少なくなりました。 という、わがままな理由からです(^^;)。 岩崎農園さんのHPが現在閉鎖中なので、早く復活すればいいなぁと思います。 ここのルバーブは最高においしいですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年09月05日 11時55分54秒
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