カテゴリ:うまい店
てんぷらは日本が誇る料理法だそうで、家庭でよく作る料理でありながら、上手に作るのは大変難しいものです。
私の家はオープンキッチンですが、換気扇はグリーンハイキをつけているため、てんぷらをしても油が室内に飛び散ることはありません。しかし、後片づけの面倒さと、一度高温にした油の変質を考えると、何度も油を使う気にならないため、てんぷらを作ることがありません。 それでもどうしてもてんぷら!気分の時は、小さい鍋にオリーブ油を入れて少しだけ作り、油は毎日少しづつ、炒め物や焼き物に使っていました。 そんな憧れの「てんぷら」を、一度おいしいお店で食べてみたいと願い続けて数年、素晴らしいてんぷらを頂くことができました。 広島で良心的な価格で、最高のてんぷらを食べさせてくれるお店「てんぷら 荒谷」に行ってきました。 広島市中心街の本通りからパルコ付近まで下り、少し電車通りに寄ったビルの1階に、小さいながら上品な佇まいのお店があります。 入り口に「てんぷら 荒谷」とあるのを確認して、木曜日の夕方7時頃に、予約なしで行きました。 楽天トラベルの紹介を見ると、予約不要と書いてありますが、夜の食事は前日までに要予約なのだそうです。 http://kanko.tabimado.net/kanko/go/resource$id=ADGR075740 店内は少し狭く、カウンター席のみ10席で、オープンキッチンの中心にご主人お一人が常駐しておられました。 こちらへと丁寧に案内をして頂き、カウンター席に座って、4500円のコースを2人分お願いしました。 目の前の少し高いところにあるカウンターにお皿が置かれ、てんぷらはお皿に、料理はカウンターに置かれて給仕されます。 てんぷらは少しベージュがかった天然塩と、大根おろし+ポン酢の両方で頂きます。 熱いほうじ茶が大きな湯飲みで、ちょうどよいタイミングで運ばれてくるのがうれしいです。 カウンター越しにご主人が調理をしているのが見えるので、割烹料理だよ~とどきどきしながら見ていました。 てんぷら鍋は丸くて大きいたらいのような鍋で、強力な換気扇のおかげで油が全然飛び散りません。 グリーンハイキのように目の前で排気ではなく、普通の天井から排気方式なので、相当強力な換気扇なんだなぁと感心しました。(何の話なんだ ^^;) 油は透き通った透明な油で、普通に衣をつけて、ぽいぽいと鍋に入れて揚げているのを見ると、簡単そうに見えるけれど・・・すごく難しいんだろうなぁ。 ご主人のてきぱきとした動きが素晴らしく、最高の料理を出して頂けそうな予感がしました。 ちなみに、ご主人は30代前半と思われ、そのまま美容院にいても問題ないようなイケメンさんです。(^^;;) 出てきた料理は以下の通りです。 天ぷらの衣はほっくりさくさく、中の具はジューシーでとろけるようです。天ぷらなのに全然油っぽさがなく、食事後は軽くラーメン1杯いけそうな勢いでした。 どの皿にも日本料理のしっかりした基礎と工夫が感じられ、感動の言葉しかありません。絶品です。 1.(小鉢)生湯葉にかつおか昆布のとろみのついた餡がかかり、わさびが載せてありました。 湯葉はとろとろ、少し濃いめの餡とわさびの相性がよく、あっという間に食べてしまいました。 2.(てんぷら)エビの頭 口の中に触ることがなく、さくさくとろとろと・・・ 3.(てんぷら)おそらく甘鯛 甘鯛はうろこを取りにくいので、うろこをつけたまま焼き物になりますが、天ぷらだねになると、うろこはさくさく、身はしっとり柔らかいです。 4.(てんぷら)鱈の白子を春巻 直径4cmぐらいの春巻きの中に白子がたっぷり、大根おろし、ぽんず、一味がかかっています。 白子は火が通るとこくが出て、しゃくしゃくした皮との対比が面白いです。 5.(てんぷら)かき かきを天ぷら!?とびっくりしながら頂くと、周りにのりが巻いてあるためか、全然生臭くないかきの磯の香りが強調され、大変おいしかったです。 ちなみに私、かきは嫌いで食べられないのですが、食べてしまいました。 6.(てんぷら)えび 最初に出た頭の身。ぷりぷりしておいしいです。 7.(てんぷら)あなご スーパーのあなご天とは遙かに違う、上品な味です。 8.(てんぷら)めごち、またはこち こちは天ぷらにすると最高ですよね。 9.(てんぷら)いか 10.(てんぷら)しいたけ 11.(てんぷら)さつまいも 厚さ7cmはあるさつまいもを丸ごと天ぷらにして、6等分に切ったものを、ブランデーと粉砂糖をつけて頂きました。 スィートポテトを食べているみたいでした。 12.(小鉢)サラダ 貝割れ大根、白菜、大根、春菊に和風ドレッシングがかかっていました。じゃこと春菊の香りが和風ハーブで、おしゃれな味になっていました。 食事が終わる頃に楽しいお話をして頂き、とっても幸せな気分になりました。 お昼はランチをされているそうで、こちらもすごくおいしそうでした。 広島へ来られたら、季節の極上素材を使ったおいしいてんぷらを、ぜひ荒谷で食べてみて下さい。 てんぷら 荒谷 〒730-0035 広島県広島市中区本通2-21-103 電話 082-247-6656 11:30~21:00、休憩時間あり お昼は予約不要、夜は前日までに要予約 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年11月28日 20時36分25秒
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