諜報 内田 幹樹(もとき)
パイロット・イン・コマンド 好きな作家が亡くなりました。 内田幹樹(もとき)さん。「機長からのアナウンス」のパイロット視点でみた航空業界、また「パイロット・イン・コマンド」など航空業界を熟知した人間では書けない本航空小説。「機体消失」と「査察機長」が増刷されていたので文庫で買いました。片道二時間近い通勤時間には最高です。 この二冊は船橋時代に在庫も無く手に入らずに困っていました。四冊ほどはハードカバーで持っているのですが・・・。 最後の作品「査察機長」のあとがきで諜報を知りました。飛行機好きでまだ、著者の作品を読んだことが無い方にはお勧めします。かなりハマリます。 店頭でハードで持っていた作品も手にとって見てみると、中身が改訂されているので、結局は文庫で殆どを買いなおしました。 今日の帰り読んだのが「機長からのアナウンス第二便」です。 著者がA社の-400からフェアリンクの小型機に移ってからの話です。 フェアリンクは仙台を起点としたローカル路線を結ぶ会社です。立ち上げと同時に、航空各社からスタッフが移動します。 そこでJALやNWの最低限のサービスをするCAや、今は無きJASのきめ細かい(クドイほど)サービス、と航空各社のサービスの微妙な違いです。 作品でJAS出身のCAはお年寄りやサラリーマンに人気がある、と言う事です。 私も仕事が終わって福岡や熊本から帰る時は、多少時刻が遅くてもJASを選びました、次がANAもしくはANKです。JALはどうしようもない時に乗っていました。 JASの機内にはアットホームな雰囲気が漂っていました。家に帰る前に「あー、仕事が終わった!」とくつろげます。 このアットホーム感はスカイマークに受け継がれましたが、今はどうなっているでしょう? ・・・おがさわら丸の乗船時間が多くなってしまってる・・・飛行機乗りたいです!