吉野朔実 作品リスト パート4
ええと、前回は3月の日記で、「ジュリエットの卵」までいったんですよね。つづきです。第21作?「La Maschera」(赤き死の仮面 ジャンニ・M・コステロ 翻訳 入江敦彦)◇単行本 同タイトル ぶ~けコミックスワイド版第22作?「いたいけな瞳」 ぶ~け1990年9月号-1993年2月号◇単行本 同タイトル ぶ~けコミックスワイド版『いたいけな瞳』 全8巻 第1巻(収録『ラブレター』『幼女誘拐』『愛の名のもとに』『自殺の心得』) 第2巻(収録『愛が怖くてテロが出来るか』『おとうさんといっしょ』 『少女漫画家の瞳には三等星の星が光る』『橡(つるばみ)』) 第3巻(収録『Give Me Shelter』『ささやかな不幸』 『ローズ・フレークス』『本物の贋物』) 第4巻(収録『月の桂』『恐怖のおともだち』『淡水魚』ほか1編不明) 第5巻(収録『いつも心にスキップを』『天使の祝福』『犬』『夢喰い』) 第6巻(収録『嘘をつかずに男を騙す方法について』 『花の眠る庭』『ライオンタンポポ』『百合の吐息』) 第7巻(収録『ピクニック』『レンタル家族』『夢の格子』) 第8巻(収録『極めて個人的な病気』 『死は確かなもの 生は不確かなもの』『薄紅』『潤む炎』)第23作? 「ECCENTRICS」ぶ~け1993年5月号-1994年2,4-6月号◇単行本 『ECCENTRICS』全4巻 ぶ~けコミックスワイド版 第24作? 「カプートの別荘へおいで」 ぶ~け1994年8月号 ◇単行本 『ECCENTRICS』第4巻 ぶ~けコミックスワイド版 所収第25作? 「ぼくだけが知っている」◇単行本 『ぼくだけが知っている』全5巻 マーガレットコミックス 第26作? 「恋愛的瞬間」◇単行本 『恋愛的瞬間』全5巻 マーガレットコミックス※その他イラストのお仕事 1999年ぶ~けデラックス12月10日号:『精神科医K氏の密やかな日常』/イラスト 2000年ぶ~けデラックス3月10日号:『精神科医K氏の密やかな日常』/イラスト****「La Maschera」は、初めて人の作品をマンガ化したものですね。ぶ~けに掲載されて、当時読んだと思うのですが、覚えてません。。。最近、単行本も手に入れたのにまだ読んでません。。。オリジナルでないとちょっと食指が動きづらいのです。「いたいけな瞳」は、ぶ~け連載当時は、あんまり好きじゃなかった。なんか、「頭で描き始めたな・・」という気がして。以前のような繊細さがちょっとフラットになってきた気がして。でも、いま読むと、意外によかったりして。ぱんとこが、フラットになってきたのかな・・・(汗)「ECCENTRICS」は、これもぶ~け連載時はあんまり好きでなかった気がする。たぶん、カウンセラーの胡散臭さが鼻についたんだと思う。いま読んでも、その点は変わらないんですが、作品としては、これは、ぱんとこ、再評価です。これはいいです。吉野朔実が追い続けているテーマの一つの帰結ですね。「カプートの別荘へおいで」は、佳作、という感じの作品ですね。「ぼくだけが知っている」・・・少し前から絵柄がかわってきたのですが、ここいらで本格的に、今の絵柄に近くなりますね。うーん。個人的には前の方がいいな。たぶん、当時読んでたんだと思う。でも、これも、いかにもな感じがちょっと鼻についてたんだろうな。あんまり覚えていないのです。「恋愛的瞬間」 これは、最近、単行本を手に入れて読んだのですが、連載時にこれ読んでますね、私・・・。まったく忘れてました。うーん。これはどうだろう。いま読んでも、いまいち、ゆるいというのか、吉野氏、どうした? っていう感じがします。このころ、ぶ~けの断末魔が聞こえそうな時期なので、そういうのも関係あるのでしょうか・・・。ともかく・・「恋愛的瞬間」を最後に、吉野氏は、集英社を去られたのでした。