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ビルの真裏北側にある部屋神さまは僕を どこまでも遠ざけたいようだ
2005.12.29
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鼻が詰まった風邪をひいたんだろうあれほど吸いたくないと思っていた空気を僕の身体は求めていた鼻をかんだそれでも しつこいアイツは僕の求めていたものを 根こそぎ奪っていった次第に治った 寒気と喉の痛み同時に どれほど呼吸を求めたのかということさえ退いていっってしまった
強張らせたこの体には 更に殻を張り自分を守った微笑むことさえ自分を壊すと思い長い前髪で両眼を封じた全てを拒絶して 逃げ切ったと思っていたけれど背を向けた影からは逃げられなかった花瓶が倒れて 未来完成図を濡らす描いてきたものは滲んで輪郭を逃がしやっと僕を見放した やっと
2005.12.23
蕾ごと ぼとり石ころに塗れて 共に蹴散らされたひとひら ひとひら散り散りになったそれは文字通り 咲き乱れた2005.12.12
2005.12.19
伸びた爪ならば貴方を絡め取ることが出来ると思い込んでいた指先に触れる前にこの凶器が傷付けてしまうことも忘れて
2005.12.06
くたびれた靴の底は 取れない泥で塗れていた履き慣れた感触に 違和感を覚え始めた僕を嘲るかのようにそこにあって僕を後退させるかのように頑丈お前がその気なら だなんて可笑しいだろう喧嘩の仕様もないんだ
2005.12.02
状況は悪くなるばかりで恋愛という枠にさえ 入れて貰えないこんなにも束縛を望んでいるのにこんなにも愛しく想うのに君は気付かずに 無邪気な面をつけている
全てを守ることなんて僕如きに出来るはずがないからせめて手の届くところは不器用でも 護りたいと思った
2005.11.30
無駄なものは捨ててしまえそう思った瞬間 何処までが無駄なのかわからない自分がいた
疼く熱に 侵されて身体の存在に気付くなんて皮肉すぎる脈打つ鼓動は 不適当な律動を刻むけれど汗ばんだ掌が 全てを逃がしてしまう震える両膝は 何を恐れているのだろう失うものなど 疾うに持ち合わせていないのに
2005.11.27
弱みなんて見せたらつけこまれると思った笑っていなければ自分でいられないと思ったフリでも良い子でなければ見捨てられると思った全部疑って 生きてきた
2005.11.23
天国だと感じていた場所も時間の移り変わりによっては 地獄とも化す
酷く汚れた私に 聖水をそのまま弾いて流れ落ちていかないような強力なものを私などに影響されて誰かが死を望む前に
2005.11.20
止んで行く 霧雨には病んで逝く 私がひとり右手に持たせた 傘の骨には雨を嫌う かたつむり塩に濡れた顔がまた綺麗で鼻唄などを歌うのでした
2005.11.19
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希望が 遂に牙を剥いた化けの皮を食い破り舌なめずりをしながら 私の足を掬い取る堕ちて行くその様子を 悪趣味に眺めるそいつ未だにそれを愛しく思ってしまうのは多分 まだ懲りてないからだ
喉が渇くわけでもなく苛立ちを覚えるわけでもないそれでも 性質が悪いと思うのは君を自己所有物にと 渇望してしまうから水を失った魚が死んでしまうように彼がいるこの適正環境が壊れてしまうのを 常に恐れてる
2005.11.17
忘却の歯車が 進まないことを願っていた私の時間は 貴方に依存しても貴方は先へと足場を作る踏みとどまる私を突き放すわけでもなく微笑んでは 遠くを見ている胸がざわつくのが分かった
シャワーの音に紛れて 泣こうと思ってたでも いざとなると涙なんて出ないのね哀しいとさえ思わなかったもの哀しいって感情よりも逢えて本音で話が出来たっていう幸せの方が遥かに大きかったみたい嫌われていなければ 私はそれでいい君が信頼してくれるのなら私の全てを持って応えます無理に笑わなければいけないような場所には なりたくないこれ以上 君が苦しむのは本意ではないので
2005.11.16
君が必要としてくれるのなら相談役でも 引き立て役でも何でも構いませんこの想いが錘になるようでしたら決して告げませんからどうか 傍にいさせてください
紙屑みたいな 感情さ要らなくなったら丸められる必要になる頃にはもうそこに在るはずもないのにほら また始まった責任の擦り付けと くだらない自己防衛
笑顔で慰める自分が 疎ましい君の近くにいるというだけでそんな感覚も 吹き飛んでしまうけれど紛れも無い感情さ恐いくらいに 愛しい
知ってしまった 君のこと君の好きな女の子のこと君の口から 君の声で勿論 期待した答えはなくてその瞬間 泣きたいとさえ思わなかった辛そうに 君は話すね 結果は甘くはなかったんだ未だ諦めていないという君を負けずに 諦めないと誓う今日少し 泣いてもいいですかそしたら明日は 笑っていますから君が褒めてくれた笑顔で 精一杯
自分の居場所を確保する為に要らない幅を取って生きている気がして時々申し訳ない気分になる
2005.11.12
知らぬ間に尖った希望の破片傷を受けるほどに 君に溺れるそれが希望だと主張するから捨てられずに握り締めている
無性に泣きたい今はただ 我慢することしか出来ないけれど無性に泣きたい少なからず 心では水の滴る音がする「心」だなんて言葉を真剣に使ったのはとても久しぶりだとそれだけ私は それから逃げていたんだ気付くのが 遅すぎたよ
2005.11.10
妙に胸が詰まるので針を刺してみたのです風船みたいに しょぼくれて楽になるのだろうと考えて結果はわかっていたのですどうにも変わらないのだと仕方が無いと 受け入れることだけが許されたことなのだと
口の端を吊り上げるそれが一番手っ取り早い他人の歩調に合わせるように言葉も選らんで使っていくそしてまた 吊り上げる不思議とそれは自然に見えて可笑しいぐらいに 評判がいい本当の私よりもとても 評判がいい
言葉の数は問題じゃない横に揺すられる 僕ら左肩が熱い居眠りどころじゃ ありませんでした君はどうだか知らないけれど
2005.11.09
Bの鉛筆で書き殴った ラフ画曖昧な形にだって ちゃんと心は入るんだだって こいつは笑ってるアイスコーヒーを飲んだら水滴が垂れて薄い紙を濡らした笑顔が 歪んだ
ただ漠然と もう一人を感じる冷静に自分を眺める もう一人ろくでもないことを仕出かす私をただ客観的に 説明する私がいるそう感じると決まって 虚ろになる自分の起こしている行為に何の意味があるのかと 追究しだす自分の価値を 丸一日探して終わる
2005.11.08
スライスしたプライドを一人一人に配ります無駄に学んだ小憎らしさは身体の中で腐らせていきます少しずつ 少しずつ 私は変わるのです視えないところから
君にとって僕など気に留めるまでもない存在なのだと思い知ってしまった希望があるだなんて高を括っていた自分が可哀想に見えてきた“可哀想”僕の一番嫌いな言葉だ
何も聞きたくなかった何も口にしたくはなかった誰にも会いたくはなかった何も感じたくなかったただ 両肺の隙間が疼く頭には 血液が目まぐるしく廻る目が 乾いていた
2005.11.05
ふわりと飛ばしたはずの紙飛行機バランス崩して足元に落ちた期待した軌跡は 空っぽでその影を追って出した足が 踏み潰していた翼は 風に乗れなくなった僕の宝物は ただの紙になった崩れた機体は 薄汚れた顔で寂しそうにこっちを見ている気がしたなんだか切なくなって 泣き出していた
窒息するぐらいに息を止めてみたんだけれど直に苦しくなって 深呼吸をした有害物質を吐き出す深く 濃く 僕は
真実を捻じ曲げようとする不実を正当化しようとするそんな私は 敗者その争いの中で 謝った方が負けなのではなくその事実に反するものを真実として受け入れようとした私が紛れもない敗者なのだ
2005.11.04
君との共通点を また確保ただ自然と 似てきてしまうそして今日も 君の椅子にもたれ面影を感じとる
抗えるはずの事実に跪きまた 舌打ち漠然とした流れに溺れ独りで悔しがる それが日常
私の紡いだもの全て私の糧とはならないの無意味に言葉を飾りつつ劣等感に押し負ける
2005.11.03
所詮私は 操り人形感情という歌謡曲に躍らされて我を失い 取り戻しては嘆く世間の常識に囚われては 人一人救えずに過ごし世間の目を気にしては自分可愛さに また離れていく
2005.11.02
抑圧されていく日常に終わりなど告げようとはしなかった只 この身が裂けたとしても必要としてくれれば良かった結局 成長する術を自分で絶って死んでいくんだ
盲目に耐える私をどうか置いて行かないで不自由に過ごすのは独りで十分だなんて見放さないで
歪んだその箱にはルールなど無視したゴミの山腐敗したそれには 黒い使者いっそのこと 私も連れて行ってくれればいい
遠ざかったと思えば ふいに近づいてくる未だに間合いが掴めない 僕こちらに来ては また返っていくきっと 本当に必要な人たちのところへ君は行くのね
2005.10.29
君の言動の多々で 怯えるのです君の言動一つで 浮かばれるのです一々 顔色を窺っているそんな僕を叱ってください
無理だと言われるほど 私は強く足掻く見返したくなるのよ 見下されるのは嫌
2005.10.27
コメント(3)
君の言いかけた言葉が 気になって仕方がないさも意味が在るような表情で口篭るまた期待してしまう私が 馬鹿みたいじゃない
望まないのは とても楽期待などしていないから思っている以上のものを貰えるのは保証済み落胆など する由もない
2005.10.24
一々 嫉妬をするような醜い私を貴方は肯定してくださる?恨めしいと 妬む心を綺麗だと言い張れる?嘘は要らないの 汚い言葉でもいいわ君の声が欲しい
2005.10.23
トラックが水溜りを全速力僕のジーパンは泥跳ね「大丈夫?」 半笑いな君「大丈夫」と答えながらも困る僕繕う気にもなりはしない