葛切りと春雨
今日のいも及びでん粉類は 「 くずきり と はるさめ 」 です。 「 くずきり 」 ( 葛切り ) 別名 すいせん ( 水繊 )くずでん粉を、水で練ります。薄くのばして蒸し、でん粉を糊化します。半生の状態で、麺状 に切断します。くずでん粉の代わりに、じゃがいもでん粉を使ったり、くずでん粉にじゃがいもでん粉を加えて、くずきりが製造される事もあります。* 糊化 ( こか ) = 食品中のでん粉が糊 ( のり ) 状になること。料理の素材としては、精進料理に利用されます。菓子としては、黒蜜をかけて茶うけとして利用されます。「 はるさめ 」 ( 春雨 ) 大正時代に、朝鮮から中国料理の材料として、緑豆はるさめが、大阪に入荷し、とうめん ( 豆麺、唐麺 ) として販売されました。昭和 12年 ( 1937 ) に、さつまいもでん粉とじゃがいもでん粉による、製法が開発されました。昭和 27年 ( 1952 ) に、商品名 はるさめで、関西で発売されました。中国の緑豆はるさめも、はるさめと言われています。でん粉含量が、85% 水分、15%脂質、たんぱく質は微量です。ビタミン類は、無し(0)です。はるさめ は、調味料を良く吸収します。吸い物、鍋料理、すき焼きの種に使います。炒め煮、酢の物や揚げ物の衣に用います。「 普通はるさめについて 」 別名 でん粉はるさめじゃがいもでん粉とさつまいもでん粉 ( さらしかんしょでん粉 ) を、原料として製造します。国内で生産されているはるさめは、殆どが普通はるさめです。はるさめの製法には、冷凍法と非冷凍法があります。冷凍法のはるさめは、乾燥の際、凍結による微細な氷が蒸発し穴が出来ます。煮物をすると、煮汁がしみこみやすいです。長時間煮ると、崩れたり折れたりします。非冷凍法の製品は、麺がしまって長時間煮ても崩れにくいが、味がしみこみにくいです。「 緑豆はるさめについて 」 別名 とうめん ( 豆麺 )、とうそめん ( 豆素麺 )緑豆はるさめ は、緑豆の粉を原料としたものと、緑豆 から分離したでん粉を原料とした製品があります。中国では、緑豆粉を原料とした製品が多く、山東省の滝口粉糸が有名です。わが国でも少量、生産されているようです。いも及びでん粉類は、今日で終了です。~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~海獣トドさんの「バカネコ日記」は、初心者にも分かりやすい、HPの作成解説をしています。海獣トドさんのHPへは、「バカネコ日記」のバナーをクリックすると、ジャンプします。痔キル博士のバナーをクリックすると、「アメリカ・ネバダ州在住」の痔キル博士のHPへ、ジャンプします。痔キル博士の部屋へ、ジャンプします。海獣トドさんの「バカネコ日記」へ、ジャンプします。