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カテゴリ:コラム
お店で、お客さまによく質問されることがらがある。
「卵を使っていないパンはありますか?」 「牛乳を使っていないパンはありますか?」 時々、このような質問も。 「小麦を使っていないパンはありますか?」 ほとんどの場合、アレルギーに関連している「質問」だと、認識している。 私の回答は、いつも同じ・・・。 「申し訳ございませんが、少量でもアレルゲン物質の混入の可能性が否定できませんので、ここに並んでいるパンは、お客さまにはお勧めしかねます。」 アレルギーに関して、なにも知らなかった時には、単に「材料に使用していない」だけでよいと思っていた事もあったけれど、それは全く間違いで、ほんの微量でも、発症する可能性がある事を知り、それからは、お断りしてばかり・・・。 アレルギーに完全に対応する為には、それなりの知識が必要だと思う。 アレルギーに悩んでいらっしゃる方が多いし、好きなのに食べられないという苦痛は、想像を絶する事だと思う。 でも、現状では対応できない。しようと思っても、できない。 「お勧めしかねます」 この言葉を使う度に、私はいつも頭を抱えて、なんとか出来ないのだろうか、と思う。 まったく関係ないけれど、自家製酵母のカンパーニュみたいなの。 これだって、アレルギーに対応しているか、というと、「お勧めしかねます」なので・・・。 なんで、アレルギーなんて、この世に存在するんだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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