テレビに出るぞ~
今日は主人にとって特別な日です。実は主人の会社がテレビ局の取材を受けて紹介されたのです。撮影があったのは2週間以上前です。その日会社から帰ってきた主人。大興奮です。「テレビに出るぞ~」なんでも主人がずっとテレビ局の人を案内したりして、撮影をいろいろ手伝ったそうで主人 「スタート! とか カット! とか言ったんだ~」・・・だそうです。(たぶんテレビ局の人は迷惑だっただろうな・・・)その日からずっとその時の話ばかりしていましたが・・・数日前からピタッと黙って何も言わなくなりました。(どうしたんだろう・・・?)と思っていたら会社にテレビ局から電話があって主人が映っているシーンはほとんど編集でカットになったという連絡だったそうです。私 「あなた緊張するとうまく話せないし、汗だくになっちゃうからカメラ的に無理だったんじゃないの?」とか「よく用も無いのにわざと後ろを通ったりしてやたらテレビに映りたがる人がいるけど・・しなかった?」とか言ってしまいました。主人 「ハハハ・・・そんなことないと思うけど・・・わしはほとんどカメラの横にいたから映ってないよ」それでも自分の会社がテレビで紹介されるっていうのは嬉しいようで、今日は休日なのに朝早くから起こされてしまいました。 自分が就職するとして、何を基準に職を決めますか?私は給料とかではなく、まず優れた経営者かどうか・・・というのをみます。だってこれからその人のために一生懸命に働くのです。尊敬できない人のために尽くそうとは思いません。トップが浅はかな人だったらいくら優秀な社員を揃えていても「お家断絶」になってしまいます。 主人の会社の社長さんはとてもすばらしい人だと思います。(これはお世辞なんかじゃありませんよ)20年前に初めて社長さんにお会いしてお話した時に、「なんて頭の良い人なんだ・・・それにすばらしい人格者だ」と感じました。そしてすぐ主人に「良い会社に入社したね。あの社長さんなら間違いない。たとえ世の中の流れで会社の経営が悪くなったとしても、あなたはあの社長さんに最期までついていったら良い・・・何があってもあの方ならきっと大丈夫だから・・・」と言いました。この百年に一度といわれる大不況の中、製造業である主人の会社も一時帰休をしなければならない状況になりました。でも、会社を守るために安易なリストラなどはしません。主人の会社の企業理念は1.○○○○(会社名)の社員は皆幸福でなければならない。2.○○○○(会社名)は安全で高品質な商品とサービスを顧客に提供する。「社員が幸せでなければ良い品物も 良いサービスもできない」という社長の考えから注文量が減って一時帰休になっている間に日頃できないパソコンや製造機械などの研修をしています。「今は我慢して一生懸命「力」を蓄えていくだけ、人材育成に尽きる・・力をつけるだけ・・この時期に・・」社長さん本当にありがとうございます。主人がしっかり働いてくれるおかげで、私は介護に専念できています。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。 主人の出演?シーンは時々チラッとありました。放送時間が施設の母のところにいる時間だったので、ベットで寝たままの母と一緒にテレビを見ました。私 「あっ・・・映ったよ」母 「えっ・・どこどこ」私 「あっ・・・もう消えた~・・・あっ・・この手・・たぶんそうだよ」母 「手だけ・・?」(手タレかよ)私 「あっ・・これそうだよ」母 「本当だ!すごいねぇ・・」ちょっと嬉しそうです。映るたびに二人で大騒ぎです。母 「でもやっと○○さん(主人)の仕事が分かったよ~・・今までよう分からんやった」私 「そうよねぇ・・・私も時々会社に連れて行かれたりするけど分からんやった」主人はインタビューもカットされてほとんど映ってはいませんでしたが、それでも私達母娘にとっては一時の間はテレビに出演したアイドルスターになりました。