東京電力は29日、東日本大震災後の平日では初めて計画停電を回避した。
30日も実施しない方針を発表し、2日連続で計画停電を回避できる見通しだ。 気温上昇で暖房需要が減っているほか、電車の間引き運転など節電の影響が大きいとみている。 来週以降、震災後に運転を停止している火力発電所の復旧が見込まれ、平日でも計画停電を見送る日が増えそうだ。 (日経新聞より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 昨日は停電なし。 今日も、急激な需要増がないかぎり、停電はなし。 しばらくは、停電がない日が続きそうだ。 いくらかの安堵感が漂う。 では、なぜ停電しなくても良くなったか? 上記によると、暖房による需要減と電車の間引き運転の効果が大きいとのこと。 これは、需要側から見た原因。 では、供給側から見た原因は? 時系列で見てみよう。 ・15日、五井火力4号機復旧。供給力100万kW増。 ・17日、経済産業相、大規模停電の可能性に言及。供給力は3350万kW。 ・22日、東扇島火力1号機復旧。供給力100万kW増。 ・間もなく、鹿島火力発電所復旧予定。供給力320万kW増。 などで、17日の供給力が3350万kWだったのに対して、今は3800万kWだ。 また、気温が1度下がると、暖房需要は70万kW増になるようだ。 寒い日はまだあるので、過度の楽観は禁物だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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