テーマ:小売業(915)
カテゴリ:小売業
【特色】振り袖を軸に着物を直営店で小売り。現金仕入れで低価格実現。既存顧客の『友の会』も強み
【連結事業】和装関連97(11)、金融サービス3(71)、他0(-48) 【増 益】出・退店はゼロ。改装は1~2店程度。振り袖需要は堅調だが、震災による消費マインド低下で一般呉服と金融サービスが伸び悩む。仕入れ価格見直す。採用抑制や広告宣伝費の削減もあり営業増益。 【誘 導】振り袖より販売ノウハウ必要な一般呉服拡大のため社員研修強化。ヘアメークや卒業式用袴レンタル、リフォームなどの優待サービス拡充し、顧客囲い込み。 (会社四季報2011年6月発売号より) ------------------------------------------------------------ 【上記の感想】 上記は、京都きもの友禅(7615)について書かれたもの。 保有銘柄ではないが、高利回りなので注目している。 まず、売上高の推移をみてみる。 単位は百万円。 2007年3月期 15964 2008年3月期 16497 2009年3月期 17072 2010年3月期 17288 2011年3月期 17174 2012年3月期 17000(四季報予想) 前期は微減。 今期も微減予想と、さすがに勢いは感じられない。 次に、配当性向と純資産配当率をみてみる。 22年3月期 56.3% 6.1% 23年3月期 59.5% 6.1% 24年3月期 45.6%(予想) 問題なし。 次に、月次をみてみる。 受注高合計は、 4月 110.6 5月 100.4 6月 107.3 7月 124.9 と、好調。 ただ、良くわからない点がある。 それは、この受注高と実際の売上高のズレがある点だ。 例えば、23年3月期の場合、通期受注高は前期比で102.7%だった。 が、売上高は、前期比0.7%減。 つまり、受注が前年比でプラスでも、売上高はマイナスだった。 ついでに、今期の第1四半期をみてみよう。 月次は、上記のとおりである。 単純に4~5月を足して3で割ると、106.1%になる。 では、4~5月の売上高は? 前期比11.6%増であった。 今度は、逆に、受注よりも売上高が良い。 こうやって見ると、多少はわかってくる。 要は、多少の時期的なズレはあるが、受注が良ければ、売上高もついてくる。 と、当たり前の結論になる。 最後に、株価と指標をみてみる。 現在値は、896円 予想PERは、12.27倍 実績PBRは、1.3倍 予想利回りは、4.69% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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