実は、今月は私はパソコンのNPOの仕事をお休みしている。
6月にある事件があり、そのことで心身ともに参ってしまって、
ノイローゼになった私はパソコンのことを考えるのも、
仕事仲間の顔を見るのも嫌になったのだ。
ある講座のアンケートに受講生から苦情が書かれたアンケートが2通あって、
私と一緒に入ったスタッフの一人が
そのアンケート用紙を隠し持ち帰って処分してしまった。
そしてその時私にそのスタッフは恐喝まがいに口止めした。
苦情内容は「スタッフの私語」と言うことだが、
その張本人のスタッフに話しかけられ、困って対応した結果「私語」とされたわけだ。
口止めされて「わかった」と言い、上にも言わず家に帰ってきて深い不安と後悔の私・・・
そのことを悩んだ私はすぐに友達スタッフに電話し、その日のうちに上二人にメール報告。
そして、その後何日も上二人へのメールのやりとりで揉めた結果、
犯人スタッフは結局一か月の謹慎と反省文提出で処分決定。
でも、私はこの処分に納得していなかった。
なぜなら、そのスタッフは前からこの会で問題を起こし、
今までも数々の受講生への対応の悪さで問題視されてきたにも関わらず、
彼女の性格もずるく、対応がうまくいかずに彼女を処分できずにいた。
私は今回役員と事件の当事者の立場という二つの立場で悩んだ。
私は彼女への上の処分は今だけでなく過去の例を聞いて軽すぎると思った。
結果、私は一か月の謹慎処分後に近い頃、彼女に個人メールで自主退会を促す長いメールを送った。
その彼女とは、実は以前このブログにも書いた先輩で、
ここのところ私に個人メールでやさしい言葉をかけてきたり、
コーラスのチケットを何度も買ってくれたりと親しく近寄ってきていた年配者だった。
上二人もメイン講師も、私のメールに感謝した。
そして、私の出した彼女への個人メールに勢い付いて彼女に退会勧告をする準備をし始めた。
しかし、その前になんと寸前に彼女自身が自ら郵送で退会届を上に提出。
思わぬ一件落着となった。
その後、上の二人は私に「会の膿を出してくれて感謝してる」と言った。
でも、私は情けない会だと思った。
しかし、同時に辞めた彼女がもし私に恐ろしい顔で口止めしていなかったとしたら
自分も同罪のまま、彼女と今でも一緒に仕事をして、
お互いにずっと秘密を共有する仲を避けられず、私は彼女の子分になってしまったと思った。
いじめの構図に似てるものを感じた。
結局私は彼女を辞めさせた。
しかし、私は彼女が辞めたら、さっぱりするかと思ったら、そんなことはないと気づいた。
むしろ私は自責の念で苦しい日々になった。
そして、私はスタッフのままで無期限活動休止にすると上に告げた。
他のスタッフたちには体調不良を理由にして今月はとりあえず休みということにしている。
辞める、辞めない・・・
いろいろ考えて、コーラスで気分転換したり、家の片付けなどで結構忙しくしてたら、
おかしなことに、なんとなく金魚が恋しくなった。
そしてこんな絵を描いた。
昨年も金魚の絵を描いたが、二匹で戯れる水彩画のやさしい雰囲気のパソコン画だった。
でも、今回の金魚は孤独な力を秘めた油絵のパソコン画だ。
何度も気に入らないと描き直しながら、やっと妥協して完成した。
藻の輪の中で孤独に一匹いる金魚は今の私の心境か・・・