いつの間にか明日から3月。
先日は久々にスタッフミーティングに出た。
ミーティングの議題は既に私が理事長宛に個人メールして提案したものを理事長が熟慮した結果で、役員メールで役員に意見を提案。
しかし、そこでも他の役員の意見はなく、私と理事長だけのメール交換のようになってしまった。
他の役員は意見はないのか、どうでもいいのか、傍観してるだけか・・・
とにかく、私が提案したのは先日のようなドタキャン対応だ。
つまり、当日急に講座自体が中止になった場合にメイン講師とサブ講師に支払われる交通費対応。そして、今後そういうことがないように市のセンターとの今後の中止予防対策交渉提案。
緊急時の連絡網作成をして、SMSによる連絡をし合うべき。
会員向け通信の作成法について、日程表に合わせた年に5回の発行は多すぎるし、取材型だけでは負担だから、シリーズ物も入れたりして工夫し、日程表とは分離して中身を充実させて発行回数を減らし年に3~4回でいいのではないかと提案。
以上の三つを私はメールで提案した。
というか、こんなこと10年も続いてきたNPO団体が今更論議することか!って思う。
これが又不思議なことに講座自体が中止になったことは今までなかったそうで、よりによって、それが、この口うるさい私に降りかかったというのは偶然とはいえ、あまりにもよくできた話である。
神様が私に改善するように仕向けたとしか言えない。
お互いの個人電話交換も今の今までオープンにしないで、連絡網がないのに急に何か起きても連絡手段がないだろうに、あきれた話だ。
お互いに内緒で電話番号を聞き合っているのだろうなと推測してるが、そんなのは関係のない話だ。
私は「こんな会は見たことがない」とまで理事長にメールした。
通信に関しては、私がここのサブをやる前はまだここで主催してる教室の生徒だったが、通信なんて一回ももらったことはないのに、理事長はNPOとしては必至だと言う。
今の理事長は10年の間に3人目になってるが、私が生徒だった頃は通信は停止状態だったらしい。
それが、私がサブに入った3年半程前くらいから急に又作ろうという空気になって、なぜか新人スタッフになりたての私がその復帰最初の号の通信を作り、その後当番制になって続いている。
おまけにその頃新年会もやろうと言いだし、先輩は私達新人スタッフ二人に若いから幹事をやってくれと言った。
本来ならば、久しぶりに入った新人を歓迎して歓迎会をしてくれるのはそっちの方だろうに・・・と思った。
皆の意向で、昼に食べておしゃべりするだけのまじめな新年会。
でも、その時幹事の私と同じ新人の友達スタッフはお金の計算をしたり、会のスタッフたちの記念写真をホテルの方に頼んで撮ってもらい、あとで皆に差し上げた。
その5年前の写真を先日久々に眺めて「ああ若かったな、ウブだったな、私・・・」と。。
私はここの会にいて今年で8年目になるが、後にも先にも新年会はこれが初めてで後はやってない。
今思えば、当時私達のことを“新しい若いサブが3名入ってきて、これからこの会は活性化しそうだ”という希望を他のスタッフたちが見たのかもしれない。
この会は今年度で10年を終える。
一応この日の話し合いは私の提案を全部理事長が一人で考えたかのような雰囲気の話しぶりとなり、理事会で検討したとか言ってもいたが、実際はメールでの私と理事長だけのやり取りで、あとの役員が何も言わないだけなので、私の手の平の上でのコントロールのような話。
では、私が言わなければ何も変わらなかったと言うことなのか。。
私は「○○さん(私のこと)、今月どうして休んだの?」と他のスタッフに聞かれた。
私は苦笑いして、「年金手続き、今年でやっと還暦。あとは保険手続きとか・・・」
と言い、さらに「来月は大丈夫出れるの?」と聞かれ、「はい・・」と苦笑いで即答の私。
でも、部屋を出て廊下に出て私は、「そのドタキャン中止講座は私の時だったの。又こんなことがあるかと思ったら出る気になれなかった・・・」と言った。
そうしたらオババスタッフたちは、「あら~そんなこと、そんなの私達なんかしょっちゅうよ」だと。
私は「それはここの主催の教室の方の話でしょ。でも私の言ってるのはセンターとの共催の講座の突然の中止の話よ」と。
でも、一笑に付されて終わった。
どうも、ここの人たちは真剣味に欠ける。
又、長年メイン講師を務めてた女性スタッフの一人が今年度終わりである3月にメインを下りると先日メールで宣言していた。
別に会を辞めるわけではないにしても、彼女は主に初歩から高度なWordと初歩Excelを受け持ってきたので、その代わりを急に誰かがメイン講師を務まるわけではない。
でも、そのわりに意外にも特に心配の様子が会全体に感じられなかった。
今年もおそらく市の依頼の仕事はあるだろうと思ってるらしいので、他のメイン講師3名ほどで講座数減らすとか、新しい講座に見えるように講座名を変えてみようとか・・・で対応して何とかなるということらしい。
私が先輩方に「皆さんは何年もサブやって教室のほうでも教えてらっしゃるんだからメインやれるでしょう?」と言うと、逆に私に「若いんだから絵を描く講座でもやればいい」と言う。
しかし、私にはそういう気力も実力も時間もない。
大体「パソコン画の講座」というのは、遊び心のあるわりにはマウステクニックのいる講座である。
それを知らずに“ああ楽しそう、簡単そう”の発想で来ると案外マウス操作で苦しんで難しく、とんでもないことになり、挙句の果てに作品ができなくてイライラしてしまった受講生がいたのは、私が生徒だったときの経験でよくわかっている。
だから受講者の実力ややる気が把握できてないのにかなりの賭けだと思う。
そして、テキスト作りが最高に大変なのは言うまでもない。
講師料も安いのでかなりのボランティア精神がなくては覚悟がいる。
そして最後に言えるのは、どんな会でも新陳代謝のない会はだめだと思う。
私は新しい若い後輩のサブがたくさん増えて、先輩に気を使わなくてもいいようになり、先輩方が皆メインになり、それをお手本にする日を楽しみにしていたのだが・・・
WindowsもXP全盛期のパソコン時代から今や10にまで発展し、スマホやタブレットまでという高い普及率になってしまった。
来る受講生は60代中心だが、へたすると20代から一番の最高齢で91歳の人も来たこともあった。
しかし、必ずしも年齢では推し量れないのがスキルである。
直ぐのみこめる人、いくら教えても何度も聞く人、指先が思うように動かず進まない人・・・
そんな中で、受講生の人数だけでなく、以前来た事がある人はこちらで名簿チェックし、スキル具合がまずい人やお年寄りが多いときには配慮してサブの人数を増やして対応しているのが現状だ。
それなのに、当日の朝になって突然の受講生の数多いドタキャンは、はっきり言って受講生から徴収する受講料に対してサブの手当ての計算をすると我NPO団体は赤字になる。
それを今まできちんと共催の市側と話し合って来なかった我団体の上の責任というものだ。
こんなことを深刻に考えて議論してもこないで、スタッフたちは自分のスキルを磨くことに一番興味深々で、どんな受講生が来るのかだけしか関心がないなんて私には理解できない。
“こんな体制のままで、気持ちの整理がつかないままで皆の前に出たらイライラが相手に伝わる。だから冷却期間を置くために休んだんだ”とそこまでも言えるような雰囲気の連中ではないしな・・・
まあ、一応上の二人は私の意見を真摯に受け止め、今年度はきちんと体制を整えようと思ってるらしいので良しとしよう。
「来年は解散も視野に入れて」という理事長のことばは今までにないことばであったので覚悟を感じたことは確かだ。
こうなったら私もNPOというものがどういうふうに解散への道を歩むのか、私自身も一応頑張って様子を見て、運命を共にしてみようと思った。
運命を共にしていくことで得られる何か繋がりというか、新しい発見というか、やりたいことがみつかれば自分の糧になることがあるかもしれない。
こうしてみると、
実に私って我ながら本当に好奇心が強い懲りないやつだなと思ってしまう・・・