|
カテゴリ:仕事と生活
2大負け犬海外TVドラマともいうべき「アリーmyLove」と「セックスアンドザシティ」に私もいよいよ入門した!
吹き替えでなく、英語で聞くドラマはほんとうに楽しかった。あらためて日本にはこんな素敵なドラマはないと思った。ニーズはあるはず。日本でこれほど「少子化」が注目されて「子育て」が問題化している時期はこれまでにないはずだが。なぜいったいどうして、どこが、こんなに違いがあるのだろう? もしかしたら90年代まで日本でSF映画をつくるとなるとなにかいかにも人工的な嘘臭いものができあがっていたように、日本でかっこいい大人の独身者のドラマや映画をつくってもそもそも風土にあわないものなのだろうか。。 そういえば映画でもアメリカには「恋人たちの予感」とか「ユー・ガット・メール」などの「独身者が相手を探す」映画があった。 いまこのジャンルは日本映画になない。「独身者が相手を探す」映画は過去の日本のプログラム・ピクチャーにあったが、「見合い」などで解決してしまう奥の手が日本にはあったので自力で探して傷ついて、とかアメリカ風の劇的展開にも制限があったように思う。 日本のテレビドラマでは、以前「トレンディドラマ」といわれたジャンルが近いといえば近い。 「結婚」がテーマだったトレンディドラマのジャンルはもはや廃れたが、いまでも「結婚」「愛」を同じテーマをあつかっている日本のテレビドラマが、なぜいまいちなのか。 見ていて、「アリーmyLove」に非常に影響を受けていたと思われる熱心な視聴者である友人の言動をつい思い出した。アリーが大好き!という彼女は田舎に住んでいて、アリーのような専門的な仕事についていたわけではなく、環境は違っていたがマインド部分はとても共通していた。仕事への取り組みも恋も、愛を求める気持ちもアリー同様とても真面目なのだ。 話をドラマの世界に戻すと、アリーのキャラ、マインドはあのドラマ環境だから、輝くことができるのでは。仮に、ドラマのステージとなる環境がことなり、アリーのキャラがそのままで看護婦だったり、OLだったり、ドライバーだったりすると、アリー・マインドは悲劇または喜劇にしかならないかもしれない。 たとえ日本を環境とするドラマでも、子育て可能世代の独身者や既婚者の現実と求めるものを、新しい観点から的確な背景のもとに描けば、いまは海外の専売特許となっているこの分野を開拓することもできるはず。 ようは作り手の視点で、日本の伝統的風習や環境が悪いわけではない。そう思えてならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.05 18:39:03
[仕事と生活] カテゴリの最新記事
|
|