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カテゴリ:仕事と生活
●同じ会社の人がインフルエンザに倒れた。
もうすでに会社にはきてないが、今年は私も予防接種をしなきゃとさすがに思った。 高熱で苦しんでいるであろう同僚のことを考えていたらば、 ふいにとんでもない言葉をなげつけられた。 「あなたはひとりだからそりゃタイヘンでしょうよ!」 私は一瞬なんのことかわからなかったが、他に誰もいないので私に言っているようだ。私は、とりあえず 「いやインフルエンザって感染するんですよ、 家族がいたら看病してくれるかどうかは予防接種がきいたかどうかと運次第ですからね」 とおさえた。 その人はさらに続けた。 「私は大丈夫、みずぼうそうでも平気だったから」 ――みずぼうそう?まじ、話にならない人である。 こういう鈍感な人はインフルエンザになろうが、きづかずしらない間に 体がタイヘンなことになってしまうのではなかろうか。 そういう言葉を発する頭と舌をもつこと自体、すでに病気だ。 以前にもこの同じ人に、独身であることをことさら取り立てて言われた。 前回は人が他にもいるところで「なぜ子供を産まないの?」と 突然大声で問い詰められた。 ――気がちがっているのではないかと思った。 もちろん、未婚だし、妊娠してもないのに、 その人は、自分が話したい一心で、糸口も考えず声をあげてしまったらしい。 こちらはあぜんとしたが、その時も理路整然といさめた。 が、話題は即座にその人の「だんな」の話になった。 ぶっちゃけ、本人はになにか自分の性生活の不満を誰かにきいてほしかったようだ。 ――それならクリニックでも行ってほしいです・・。ここはビジネスの場であって、ストレス発散の場では ないのですから。 つまり、これで二度目の暴言発生である。 つぎもそのうちあるだろうが、次の機会をのがさず、 鈍感なその人でもさすがに後悔するようなおぞましい究極の復讐をクワダテてやろう! とかなり長い瞬間、思いつめていた。 ●そして作戦会議・・ ところで今晩は「沖縄料理を食べよう」と友が誘ってくれていた。 予約を入れてなかった ので行きたかった店には入れず。 で、台湾料理のまだ行ったことがない店に入った。 そこは結構おいしかった。 あたたかい小籠包や水餃子や台湾風焼きそばを食べながら、なごむ。 しかし、腹が満たされると、私の話題はその人への復讐ネタに・・。 友には「はっきりいって無意味だと思うよ」といわれた。 かまわず私はこんな復讐はどうかと思うの、とべらべらしゃべる。 「私が独身だってことがそんなに気になるの? 日経新聞で、いま「失楽園」の2番煎じ小説が連載されてるの知ってる? (たぶんくだんの人は新聞なんか読んでない) あなたと同じ3人の子持ちの既婚女性が、ヘンなオヤジにひっかかって あられもないことになってるのよ。 あなたはどうなの?「だんな」とはどのくらいやってないわけ? 人のことよりすぐやってくるあなたの老後の心配でもしたら」 友はあきれた、という顔をし「よくそんなこと考えるよね」とつぶやいた。 「やっぱ、まわりくどいか~」 私はあきらめかけた。 「明日、沖縄料理リベンジしようね」と友はまた誘ってくれた。 「うん、明日こそは島らっきょうを食べよう!」 すこし、力がわいてきた。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.07 12:21:34
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