Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

意外にも関東に多いカープファン

　先日NHKの「ニュース9」でプロ野球広島東洋カープの特集があった。東京ドームの集客率1位はカープ戦で、関東地区でカープファンが増えているという。

　自分はパリーグでは何と言ってもソフトバンク(投手陣が崩壊し最終盤に失速してがっくり)を応援しているのだが、セリーグは昔からカープファンなので「ニュース9」を興味深く見た。

　若い女性ファンも多く「カープ女子」という言葉もあるそうだ。東京ドームの多くのカープファンは広島に縁があるわけではなく、ひたすらカープを愛し声援を送っているのだという。また、「カープ女子」を主人公にしたコミック本もあるという。

「球場ラヴァーズ」

(第1巻を買って読んだが、ストーリーは何と言うこともない～石田敦子作：少年画報社)

　少女漫画の軽いノリにはついて行けないが、弱小球団であるカープをテーマにしているという点でとてもユニークだ。このコミック本は結構人気があるのだという。

　カープは12球団で一番リーグ優勝から遠ざかっている。1991年に優勝して以来、もう21年間も優勝していないのだ。また、一番最近のAクラス(リーグ3位以上)入りも、1997年の3位で、それ以来16年間もBクラスに低迷していた。

　金にまかせて他チームのエースや4番打者を引き抜くことはしない。何しろ選手の平均年俸は12球団中第11位なのだ。名選手は集めずに育成する。華やかさはないが、固い守備や単打やバントで手堅く得点を積み重ねて勝つというのがカープの野球だ。

　広島東洋カープは、原爆の廃墟の中から市民の手で育てられた。資金難で存続の危機が起こったときも、市民の募金でなんとか存続できた。「マツダ」が出資はしているが、特定の大企業に依存していないという意味では市民球団としての性格を残している。

　「ニュース9」の井上あさひキャスターもカープファンだと公言していた(カープ女子OG！)。自分もまた、そんな歴史とチームカラーを持つカープが好きなのだ。

　今年は巨人、阪神に次いでなんと3位が確定した。CS(クライマックスシリーズ)に初めて進出するのだ。とくに終盤戦の勝負強さは本物だ。とても嬉しい限りだ。

　CSではファーストステージで阪神を破り、その勢いで巨人を倒して欲しいものだ。