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カテゴリ:最近のニュース
京都地裁判決で賠償命令 ヘイトスピーチ(hate speech)とは聞き慣れない言葉ですが、人種差別や排外主義に基づいて一方的に嫌悪感を起こさせる人種差別的な言動のことを言います。近年、在日韓国・朝鮮人に向けて排外的な演説やデモが大阪や東京などで行われています。言葉のなかには「出て行け」とか「殺す」という言葉も入っていて、在日の人たちの平穏な生活が侵害されていました。 こういうヘイトスピーチに対して、学校法人京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などを訴えました。裁判の結果京都地裁(橋詰裁判長)は10月7日、街宣の禁止と約1200万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。 学校法人京都朝鮮学園は初級学校と中等・高等学校を有して、学校運営や教育内容は朝鮮総連や朝鮮労働党が事実上決定しています。朝鮮学園関係者のうち数名は、日本人の拉致に関わっていた疑いがあるともいわれています。しかし、だからといってヘイトスピーチが正当化されるわけではありません。北朝鮮と大韓民国を同一視するのにも問題があると思います。 かつて、国旗・国歌や愛国という言葉に誤った印象を植え付けたのは右翼の街宣車でした。今起こっている、デモや街宣(スピーチ)を直接見たわけではありませんが、そのことを思い出しました。排外的なデモの先頭で日本国旗が振られているのは、日本国民として許せません。このような行為は、民主主義国家日本と日本国民の大きな恥です。 欧米の多くの国では人種差別法があり、違反したら刑法で罰せられます。日本には法的規制がありません。その現状のなかで、今回の京都地裁の判決はごく妥当なものだったと思います。 「一水会」顧問の鈴木邦男は、「文藝春秋 9月号」のなかで、「ヘイトスピーチは"保守"の恥」と題して次のように書いています。(一部抜粋)
在日韓国人等に向けて排外的な主張(ヘイトスピーチ)をするデモが東京、大阪などで大々的に行われています。そして、これが国民の大多数の声だとして、外国に紹介されています。困ったことです。 私はどの団体とも関係ありませんが、とてもまっとうな見識だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/10/08 06:02:04 PM
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