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カテゴリ:バイクツーリング
青森県下北半島の尻屋崎 下北半島の東、太平洋に鋭く出っ張った形をしているのが尻屋崎である。江戸時代前半までは蝦夷地(北海道)への航路の難所だったという。 尻屋崎のある青森県下北郡東通村は原発の村である。東北電力の原発1号機は2005年から稼働していたが、福島原発の事故を受けて現在は運転停止中である。また、建設中だった東京電力1号機も現在は工事を中断している。 「東通村にある尻屋崎」 同じ青森県でも西の津軽半島は穀倉地帯となっている。しかし、東の下北半島は、夏の間に発生する深い霧のために農業はふるわない。原発の立地によって地域の浮揚を図ったが、今は運転再開・建設工事再開の見通しが立たず、村の財政状況の悪化が懸念されている。 「尻屋崎灯台」 左の写真は今年夏の北海道・東北ツーリングのときの写真である。ちょうどいい具合に牧柵があったのでミニ三脚を引っかけてセルフタイマーで撮影した(2013年8月1日)。 右の写真は「ツーリングマップル東北 2013年版」(昭文社)の表紙である。写真の人物は、この東北版の取材ライダーで、全国の多くの温泉や峠をバイクで走っている賀曽利隆である。 もともと交通事情がよくなかったため、東通村の役場は1988年までは隣のむつ市にあった。離島以外で役場が他の市町にあったのは東通村ただ一つだけだった。現在は道路事情もよくなって、むつ市からでも40分ほど走れば尻屋崎に着くことができる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/10/14 10:29:43 PM
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