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カテゴリ:最近のニュース
天皇陛下、生前退位の意向 天皇陛下自身が生前退位する意向を持っていたことは、7月13日のNHKテレビニュースで報道され、翌14日の新聞では一斉に一面を飾った。事前に報道先行のタイミングを図っていたかのように感じたが、宮内庁は当初はそのこと(生前退位の意向)を否定したという。 「記事第一報」 天皇は政治に関する権能を有しない。憲法や皇室典範という法体系の変更にも関わることを天皇自身が発言することはできない。だから、宮内庁は13日の夜のうちに天皇発言の内容をまずは否定したのだ。 今回の件では、宮内庁は天皇陛下の意向表明が憲法に抵触しないよう慎重だったようだ。そのため数年前から天皇陛下の意向を知りつつ、「漏らす」タイミングを図っていたのだろう。 「記事第二報」 報道される範囲では、天皇陛下の生前退位の意向は、国民に冷静かつ好意的に受け止められたように思える。自分としても同じである。 戦没者の慰霊の旅、被災地への訪問など、天皇陛下と皇后陛下は、普通なら楽隠居の年代なのに、高齢を推して国民を慰めそして励ましてこられた。憲法に定められた国事行為だけでなく、国家と国民統合の象徴としてのなされ方を国民はよく知っている。 天皇制は日本の貴重な伝統文化である。1946年1月1日の昭和天皇による「人間宣言」、そして1946年11月3日の日本国憲法の公布により「象徴天皇制度」となって70年が過ぎた。昭和天皇と今の天皇陛下は象徴天皇のより良いあり方を模索して実践してこられた。 今回の報道で、自分の身の処し方さえ自由にならない天皇制度に初めて国民は気づかされた。天皇には選挙権もないし職業選択の自由や居住の自由、表現の自由などの基本的人権もない。 この際、国民全体が今後の天皇や皇室のありかたについて、自由に論議すればいい。いつものように「有識者会議」などやってもいいが、インターネットなどを使って幅広く意見を集めたらどうだろうかと思う。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/08/15 09:39:34 PM
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