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テーマ:広島カープがんばれ(328)
カテゴリ:プロ野球
日本一という次の目標、もう夢ではない 今シーズンのプロ野球日本シリーズは、期待していたとおりに広島東洋カープ対北海道日本ハムファイタースという、両リーグの覇者同士の対戦となった。第1戦と第2戦は地元カープファンを狂気させるような圧倒的な集中打でカープが連勝した。 「頑張れカープ」 特に初戦で先発したファイタース大谷翔平投手を打ち崩したというのが大きかった。大事な初戦を5-1でモノにしたカープは、2戦目も相手先発増井浩俊投手を打ち込んで5-1と勝利した。 第1戦 第2戦 カープは第1戦はジャクソン、第2戦は野村祐輔という先発投手に勝利がついた。そして、7回を今村猛、8回をジャクソン、9回を中崎翔太という中継ぎ・抑えが自責点0で締めくくった。 ここまでは、カープのシーズン中の投手起用がぴったりはまった快勝だった。この日本シリーズは移動距離が1000km以上という最長移動のシリーズとなったのだが、広島から札幌に場所を移しての第3戦目以降は試合の流れが一変した。 カープは黒田博樹投手、ファイタースは有原航平投手の先発で始まった第3戦は、5回表まで2-1と広島がリードしていた。しかし、6回2死の時点で黒田投手に体の違和感が生じて降板となった。しかし、引き継いだヘーゲンス投手が3アウト目を取り、7回は今村投手が3人で抑えた。 ところが、8回のジャクソン投手が中田翔選手に2ランを浴びて逆転される。9回表にカープは阿部友裕選手のタイムリーで同点に追いつくも、延長10回裏に打者大谷が大瀬良大地投手からサヨナラタイムリーを打って3-4で日本ハムファイターズが初勝利をあげた。 第3戦 この第3戦が、シリーズの流れを変えたといってもいいだろう。8回裏にジャクソン投手が逆転ホームランを打たれたこと。これが、第6戦の8回表での中田選手への押し出し四球につながり、大逆転を許すという伏線になったような気がする。 第4戦目は1-1の同点から8回裏に投入したジャクソン投手がレアードに逆転2ランホームランを打たれた。試合結果は3-1でファイタースが勝ち、対戦成績は2勝2敗のタイとなる。 第5戦目はカープ先発ジョンソンは6回1失点と試合をつくったが、7回裏に今村投手が同点に追いつかれる。同点の9回裏に起用した中崎投手は西川選手からまさかのサヨナラ満塁ホームランを打たれて5-1のサヨナラ負けとなった。 場所を再び広島マツダスタジアムに第6戦目、4-4の同点で迎えた魔の8回に、またジャクソンを起用し3連打されて満塁にされたあとに上述したように中田選手に押し出し四球。ここで、黒田投手の投入もあったかもしれない。流れを変えるには、思い切った手を打つ必要があったのでは…。 しかしジャクソン投手を続投させ、相手投手のバースにまでタイムリーを打たれて4-6とされる。ここでバース投手に代打大谷選手を出さなかったのは、最終第7戦に備えて、大谷投手を温存したということだ。そのあと続投したジャクソン投手はレアード選手に満塁ホームランを打たれて4-10となりこれで勝負あった。 第6戦 結果論になるが、3戦目以降は中継ぎ・抑え投手の起用法へのこだわりが広島カープの日本一を阻んだといえよう。しかし、勝負には微妙なあやがあり、結果は紙一重である。今回は日本一を逃したが、野球の神様が(いるとしたらだけど)、敗者の広島カープにより多くの教訓を与えてくれたと思う。 「盛り上がるマツダスタジアム」 監督1年目の緒方監督はリーグ優勝という栄光を勝ち得た。来シーズン、背番号15の黒田投手は引退するが、カープはこれまで以上にファンを沸かせてくれるチームになるだろう。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/11/06 02:26:16 PM
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