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テーマ:アーカイブス(3055)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
手書きとワープロ、過渡期の学級通信 ワードプロセッサ、なつかしい言葉であるが正式な日本語は「文書作成編集機」といいます。食品加工で野菜や果物などの食材を切り刻んだり砕いたりするフードプロセッサは現在も使われていますが、ワードプロセッサは今はほとんど見ません。 現在発売されている国産のワードプロセッサはたった1機種だそうです。1978年にシャープが初めて日本語ワープロJW10を発売したとき価格は630万円でした。当然当時は企業向けの高額事務機器だったのです。 その後、電機メーカーや事務機メーカーの開発競争が進んで、1985年には平均価格が16万円になり、個人用としても手の届く価格となりました。この当時、自分自身はNECのパソコンにワープロソフトソフトを入れて使っていました。 段々とワープロを使いこなせるようになり、単体のワードプロセッサも何台か購入して試した時期もありました。ただし、当時のワードプロセッサは3.5インチフロッピーにデータを記録するようになっていて機種ごとに保存形式が異なっていたので、苦労して作成したデータは全く残っていないのです。 「ワープロの学級通信」 1985年にH中学校で3年生を担任した時の第1号の学級通信です。手書きの通信と比べると味気ない感じもします。それに、たぶんこの頃は漢字変換や文節変換が上手くいかない場合が多く、手書きよりかえって時間がかかったかもしれません。 この年はワープロだけではなく、手書きの通信も混じっています。ただし、何年も学級通信を手書きで発行していても、文字は少しも上達していませんね。 「第7号は手書きで…」 これまでこのブログに掲載した学級通信は、多くが原稿そのものを保存していたので、それをスキャンして掲載していました、しかし、今回は用紙に印刷したものしか残っていなかったので、ざらついた感じで少し見にくくなっています。 下手な字でもやはり手書きが味わい深いですね。手書きだと、カットも自由に入れられる点が良かったです。もらう方も、手書きの方がより気持ちが伝わって有難かっただろうと思います。 私は自分が出した学級通信や研究レポートなどは全部紙媒体で保存していました。保存性の面では通常はデジタルの方がアナログよりも有利だと言われます。しかし、デジタルの場合は、ハードディスクが壊れたりパソコンを更新したら見られなくなったりという問題も起きます。その点からいえば、場所はとりますが保存性の面でも、通常言われていることの反対で、アナログの方が有利だと思います。 今は、終活の一環として保存していたアナログデータ(文書類)を廃棄しています。そして、これはというものだけをこうしてデジタル化して遺しています。 しかし、デジタルだとワンクリックで消えますが、アナログはシュレッダーにかけるなどで手間がかかります。その点は個人情報が多いから気を遣います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/07/31 05:47:56 PM
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