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テーマ:教育問題(328)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
学級で親子回覧日記 昭和の終わりごろ、自分は30代の後半に入っていました。学級通信は毎年続けていたし、通信への保護者の返事も書いてもらって時々掲載していました。しかし、返事を書く保護者はだいたい決まっています。そこで、新しく回覧日記なるものをやってみようと思ったのです。 「回覧日記の表紙」 1日で親子が書いてくれて1日で1軒回るなら1冊でもいいが、ときには同じ家に1週間泊まってくるときもあるだろう。家の人の仕事の都合もあるだろうし。そこで、出席番号の1号の生徒からと、中間の番号の生徒からと2冊回すことにしたのです。 この実践をしたのは2年生のクラスでした。いま読み返してみると、多くの生徒が勉強や部活のことを書いています。保護者からは、なかなか勉強しないと嘆きの声も多かった。でも、いじめに関することが書かれていたり、ちょっとみんなが真剣に書いた(読んだ)問題もありました。 「最初の私の言葉」 この学校は近郊住宅地を校区とする中規模の小学校と、山間部の小さな小学校2校、合計3つの小学校の生徒が集まる、1学年4学級の中規模校でした。生徒同士も1年生のうちは見知らぬ同士も多かったでしょう。2年生になると、学級編成も変わりますが、部活動などを通してだんだんと知った者同士も増えていく途上でした。 学級の生徒や保護者みんなが読むとなると、なかなかこのノートで自己開示をすることには抵抗を感じた生徒もいたようです。しかし、保護者にはおおむね好評でした。中学2年生となるとなかなか親子の会話も少なくなるものです。このノートが親子の交換日記に役割も担っていたのでしょう。
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Last updated
2019/07/31 07:07:12 PM
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