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テーマ:ニュース(100174)
カテゴリ:最近のニュース
人気だけではなかった 昨日のスコットランド戦は、ラグビー日本が、人気だけでなく実力を証明した試合だった。13日のスコットランド戦は台風の影響で開催が危ぶまれた。中止となれば引き分け扱いとなり、日本は予選通過、スコットランドは予選敗退となる。 10月12日の2試合と、13日の岩手県釜石市での試合は中止となった。しかし、大会関係者の必死のグランド整備や交通状況、食事や飲料の供給体制などの確認の結果、試合開始9時間前に開催が決定された。 そして10月13日午後7時45分、横浜・日産スタジアムでの日本-スコットランドの一戦が始まった。試合開始前には台風19号の犠牲者に対する黙祷が行われた。 この試合に勝てば日本は文句なしに決勝トーナメント進出となる。テレビ観戦していたが、まさかあんなに見事に勝つとは正直予想していなかった。日本は28-21で勝利し、史上初のベストエイト入りを決めたのだ。 外国人選手が多いのに最初は違和感もあった。ルール上は日本に3年以上居住していて日本ラグビー協会に所属していれば日本代表になれる。もちろん、キャプテンのリーチマイケル選手のように、日本に帰化(日本国籍を取得)していれば何も問題ない。 もう少し整理すれば、日本代表になる条件は次の3つを満たしていることである。 簡単に言えば、ラグビーの場合は「国籍主義」ではなく、「協会主義」をとっているといったらわかるだろう。野球では外国人はいまだ「助っ人」扱いであるが、ラグビーの外国人選手は日本の文化や教育システムなどをリスペクトしたうえで、「日本代表」としての誇りを胸に「ワンチーム」として戦っているのである。 日本人は「自分たちは単一民族」だと思っている人が多く(実際にはアイヌの人たちもいる)、外国人を特別な目で見ることが多い。でも、外国人でも日本で生まれた人はいる。明らかに風貌や名前が異なる選手が、国旗「日の丸」のもとに結束したラグビー日本代表チームは、今後ますます進む国際化の先触れともいえる事例である。 国対抗の戦いである以上、一度日本代表で出場した外国人選手は、母国や日本以外の国の代表となることはできない。また、「3年以上」住んでいることという条件は、今後は「5年以上」に変更される予定という。 決勝トーナメントでの日本チームの健闘を期待したい。困難な試合になると思うが、これまでの予選リーグのように、最後まであきらめない姿を見せてほしいものだ。
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Last updated
2019/12/09 04:15:18 PM
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