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Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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Shige&Happy@ Re[1]:実践しているデンタルケア(12/24) mabo400さんへ 一旦始めると、毎食後やら…

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2020/06/07
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​​​​​創立50周年記念誌「天徳」あとがき​​
 新制中学校の創立から50年を迎えた1997年は、各中学校で記念行事が行われた。この当時、学校現場には現在のような多忙感はなく、記念式典や記念文集の発行などが、保護者の協力を受けながら行われた。
 この当時勤務していた○○中学校は母校でもあった。母校勤務8年になっていた自分はこの記念行事のための文集発行の責任者を務めた。原稿依頼から、ワープロ入力までのほとんどの作業を一人で行った。
 その経費を捻出するために、テレフォンカードを作成した。自分はこの年の前年(1996年)に初めて携帯電話を持った。しかし、公衆電話はこの学校の事務室前にもあったし、街角にもまだ多く見られた時代である。

「記念のテレフォンカード」

(写真は自分が撮影し、PTAの協力を得て1枚1000円で販売した)

 この文集の作成を通じて、初めてWindowsパソコンのワープロソフトを使えるようになった。以前からPC9800シリーズで文章を打っていたが、ファイル操作なども含め、いやおうなくWindowsに向き合う必要に迫られたものだ。

「文集の表紙」

(大規模改修工事が行われたが、現在でもこの校舎は使われている) 

​あとがき​
 〇〇中学校創立50周年記念事業の一環として記念誌の発行が企画されたのが、
2学期の終わり頃でした。それから、原稿の依頼、編集とあわただし
い作業の未、
やっと発行の日を迎えることになりました。原稿執筆をお願い
した、町長様、教育
長先生をはじめ、旧職員の先生方、卒業生の方々には、
急なお願いにもかかわらず、
快く引き受けてくださり大変有り難うございました。
 今、手元に「〇〇中学校創立十周年」の記念誌があります。ある旧職員の先生が
保存されていたもので、昭和47年の火災で焼失したものか、学校に
も保存されて
いなかつた貴重なものです。
 『天徳』と名づけられた89ページからなる十周年記念誌の内容は、新制中学校
草創の時期の人々の、教育にかける熱い意気込みと新鮮な息吹に満ち
溢れています。
この中に、初代校長のE.H先生の文が掲載されています。
一部を引用します。
 『どうしても中学校開校式に間に合うよう、家一つない焼け野原に夜半2時か
ら4キロの道を強行して並ぶこと3回、遂に赴任の電報を手にして駅長
に直接談
判してやっと汽車に乗り赴任したのが五月第一月曜でした。開校式
には欠席、そ
のため校長は誰かと、大変話題になったようです。開校当時は
中学校と青年学校
を併設し私は兼務をしました。教頭のJ.S先生(元〇〇校長)
が何から何まで準備
されて、お陰で私は大変助かりました。 
 当時学校として問題は山積していました。
 一、占領軍の指示事項(現佐大講師バーツ氏が軍政官であつた)
 二、先生の補充のこと(五名が不足)
 三、教室の増改築(机腰掛の整理)のこと
 四、生徒用の教科書(当時半分しかなかった)
 五、育友会(PTA)の設置のこと
 六、生徒の教育目標(学習とか躾など)
 七、実習地はどうするか、(豚も牛も鶏もいた)
 何から手をつけるか中々困難なことばかりでしたが、兎に角生徒の勉強だけは
何とかしなければということで、全職員一致協力してやったわけです。
・・・』
                          (以上、原文のまま)
 思えば、草創期の新制中学校はどこもこのような状況でスタートしたのでしょ
う。しかし、我が〇〇中学校では、創立以来十年間の間に、図書館、特別教室など
相次ぐ新校舎の建設、プールの建設、完全給食の開始、放送設備の設置などの施設
設備の充実が図られています。また、この間、産業教育研究発表、図書館コンクー
ルで表彰されるなど、教育内容の面でも先進的な取り組みがなされていたことがう
かがえます。
 創立50周年を迎えた今、我々はまさに、明治の学制、戦後の教育改革に次ぐ、
第三の教育改革の時期に立っています。私たちは、この創立50周年を期に、先人
の方々のご苦労をしのびつつ、学校・家庭・地域の三者が手を取り合って、新しい
時代の新しい教育を創造してゆく必要があると思います。
 なお、この記念誌を発行するにあたり、ご協力いただいた、育友会の実行委員会
の皆様に深く謝意を表したいと思います。記念誌の名前は十周年記念誌の『天徳』
を、表紙の字体も含めて、そのまま使わせてもらいました。

 考えてみれば、その後創立60周年、70周年の年があったわけだが、記念行事などをしたという話を聞かない。学校現場の多忙化のほか、少子化による学校の統廃合が進んでいることも関係があるのだろう。
 政府や文科省のいう「教育改革」の掛け声は高まっても、教育の内容や質の向上につながっているのか、疑問を感じる今日この頃である。

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Last updated  2020/06/20 01:40:55 PM
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