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テーマ:学校教育について(15)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
先月、6月29日の本ブログには、沖縄県での研究大会の報告を掲載したが、今回は2010年3月発行の〇〇地区校長会の機関誌に寄稿した、全九州校長研究大会の報告を転載する。研究大会は2009年8月26日から28日まで、2泊3日の日程で開催された。※写真は冊子に掲載されたものを転載した
全九中鹿児島大会に参加して 〇〇中学校 □□ □□ 夏季休業中とはいっても,校内研修,諸会議、環境整備職員作業,PTAの諸会議など,大変多忙な学校の実状から,全九中鹿児島大会への参加には気が重いものがあった。しかし,県を代表して発表者や司会者などのもっと重い仕事を引き受けて参加される先生もおられるのだから,最低限の義務を果たすつもりで交通手段と宿泊先の手配をすませた。 しかし,正直言って「また鹿児島か‥・」という思いもある。というのは,鹿児島はここ5年間,毎年修学旅行で訪れているからである。ところが,修学旅行は貸切りバスによる移動であるが,今回はJRを利用したことで新しい発見があった。それは鉄道の旅のほうが所要時間も短く,車窓の眺めも良いということだ。 ◇◇線,長崎本線特急かもめ,鹿児島本線特急リレーつばめ,九州新幹線つばめ利用で,□□,鳥栖,新八代と3回の乗り換えは面倒であるが,◇◇線○○駅を朝五時半すぎに出て,鹿児島中央駅に9時過ぎに着いた。所要時間3時間27分。防音壁で眺めが遮断される高速道路と比べると,鉄道,特に在来線は眺望がよく,地形の変化や土地利用の変化がよくわかる。4時間後には桜島を正面に見る,会場の城山観光ホテルに着いた。 全体会では,「創造的で特色のある教育課程の編成」というテーマのもと鹿児島県と熊本県から発表があった。教育課程の編成・実施にあたって校長がどのようなリーダーシップを発揮するのかということが大きな課題であるが,発表を聞いていて,今後は教育課程実施後の成果がより一層厳密に問われることになってくるだろうと思った。 午後の分科会では,第2分科会に参加した。「豊かな心や日本人としての自覚を高める教育の推進」というテーマのもとに,宮崎県と沖縄県から研究発表が行われた。両県の発表ではともに,地域の伝統文化を取り入れた実践が発表された。子どもたちを地域の行事や活動に参加させ見守っていくことの大切さが再確認された。最後に,私も郷土行事「唐津くんち」に関して,地域の支えが大きな力になっているということを発言させてもらった。 会場の城山観光ホテルは城山の中腹,桜島を正面に見る素晴らしい場所にあった。幸いこのホテルに部屋をとっていたので,朝食はテラスに出て雄大な桜島を眺めながらとった。視覚と味覚を同時に楽しませてくれる贅沢な時間となった。 2日目の講演は「竜馬を超えた小松帯刀」と題した,2008年度のNHKの大河ドラマ「篤姫」の歴史考証を担当された鹿児島大学の原口泉先生の講演だった。ドラマの舞台裏の話など興味ある内容も多かったが,聞く方は沢山のファイルを拡げ何をどこに整理したらいいのか考えているうちに,話題は桜島の噴煙のようにどんどん変わっていき,退屈はしなかったがめまぐるしい1時間半であった。 新型インフルエンザ流行のきざしもある中,2週間後の鹿児島修学旅行が無事おわることを祈りつつ,鹿児島中央駅にて再び九州新幹線つばめのシートに体を預けた。 ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/07/24 03:05:52 PM
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