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テーマ:海外旅行(7524)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
一番いい季節に訪ねた北欧諸国 2010年の地球一周の船旅では、アイスランドを除く全北欧諸国に寄港した。天気も良く、人々は去りゆく夏を惜しむかのように、アウトドアライフを楽しんでいた。基本的には高負担・高福祉で、観光客にとっては消費税が25%とあって物価は高かったが、人々の表情はやわらかくて落ち着いていた。 移民の増加やコロナウィルス感染症の問題などがある現在、人々はどんな生活をしているのだろうか。もう二度と北欧を訪ねる機会はないだろうが、変化の激しいこの時代、できることなら9年前の平和で豊かな人々の暮らしが続いていることを望みたい。 ※以下本ブログで紹介したことを抜粋して掲載する。 去りゆく夏を惜しみつつ 昨日(9/10)のサンクトペテルブルグに続いて、2日連続となる寄港日である。今日はヘルシンキ市内の一人歩きである。上陸許可の放送から1時間ほど過ぎた11時40分に下船した。コートはなくても、寒冷地仕様の下着と登山用の厚手のシャツだけで汗ばむほどのいい天気である。 「バルト海にタッチ」 (ちょっとなめてみたが、話に聞いていたように塩分はかなり少ないようだ) しばらく歩いていたらバス停があった。料金2.5ユーロを運転手に払うと1時間乗り放題のチケットをくれた。10分ほど走ったと思ったら、バスはヘルシンキ港前の中心広場に着いた。 広場の一角に湾内遊覧船の乗り場があった。制服の美人のお姉さんの笑顔につられて1時間半コースの遊覧船に乗ることにした。料金は20ユーロ、カードでOKというのでこの旅で初めてクレジットカードを使った。端末から打ち出されたチケットと領収証を受け取り船上の人となる。 「ヘルシンキ港内遊覧」 (この町の車の数とボートの数は同じくらいではないだろうかとも思う) 小さな入り江や湾にはボートやヨットが係留してある。観光船の廻りを大きさやかたちの違ういろんな船が走っている。昔自分が持っていたヤマハの「パスポート」という小型ボートともすれ違った。相当古いのにまだ頑張っている。いいものを長く大事に使う、これが北欧スタイルなのだ。 船を降りて市場を通って、遊覧船からもよく見えたヘルシンキ大聖堂に行った。青い空に緑色が良く映えるこの大聖堂はヘルシンキのランドマークにもなっているようだ。 「ヘルシンキ大聖堂」 (ヘルシンキはフィンランドの首都で人口61万、清潔で落ち着いた町だ) 大聖堂を見た後、また歩いてヘルシンキ中央駅に行ってみた。大きな扉を押し開けて駅に入ると、ガラスケースに食べ物を並べているレストランがあったのでそこで昼食とする。 「中央駅とレストランでの食事」 (ジャガイモと肉団子のスープ、黒パン、生ハム・イチゴジャム。16.5ユーロ) 好きな料理をとってトレーに乗せてレジに運ぶ。こんなシステムだとメニューとの格闘も必要なくてありがたい。レジのお姉さんは笑顔で「Thank you」と言ってくれた。北欧ではこのような笑顔に出会うことが多かった。南欧の事務的でむっつりした冷たさと違って、北欧の人々にはなにか親しみを感じる。本当ならラテン系の方が陽気で明るいはずなのに、何でだろう。 「テンペリアウキオ教会」 (天井を支える100本の梁の間はガラス張り、漏れる太陽光線が岩肌を照らす) 4時半過ぎに教会を出て、次の目的地として国立現代美術館を選んだ。ところが、チケットを買おうとすると「すみません、あと3分しかないので入館できません」と受付の女性が言う。ガイドブックには6時までと書いてあったはずなのだが…。 帰り道のハーバーの広場で十数台ほどのバイクが駐車しているのを見た。北欧に来てからさずがにバイクを見ることは少なくなった。しかし、バイクシーズンが限られている北欧でバイクに乗るというガッツが素晴らしい。 「陽光を浴びて」 (去りゆく夏を惜しむかのように、傾きかけた日射しの中にくつろいでいた) 今日のヘルシンキでは、休日を楽しむ人々の姿が印象的だった。ヘルシンキの空と海はどこまでも晴れていた。自分の心と体も超快晴。 ※以上2010年9月11日の本ブログより ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/09/21 03:51:00 PM
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