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テーマ:身近な生き物(391)
カテゴリ:最近撮った写真
裏側に緻密な模様があった
ハグロトンボは日影を好むようだ。日陰になる山沿いの道端でこの時期にはよく見かける。アキアカネと違って、草の葉の上などに止まるので、割と撮り易い蝶である。しかし、羽根の色はほぼ黒一色であまり見映えがしない。 羽根を広げているときには単に黒いだけの羽根のように見える。ところが、草の葉などに止まっているときに飛び立つための準備運動のように4枚の羽根を広げたり閉じたりしているが、その時に気付いた。黒いだけと思っていた羽根の裏側には、とても精緻な模様があったのだ。 「開閉しているとき」 (開閉の途中で撮影したら、このような模様があったことに気付いた) これは、人工的には描けない素晴らしいデザインだ。でも、見せるためではなく、この模様にはちゃんとした理由があるようだ。 「羽根を閉じているとき」 (閉じた状態の時、横から撮影したら、羽根の裏側の模様に気付く) 羽根は、生物学の専門用語では翅(はね)という。翅は成虫のみにあり成虫になる時の脱皮を特に羽化という。羽根(翅)の裏側の模様は翅脈といい、羽根を伸ばしたり動かすときに使う。いわば翼を支える支柱のような働きをする。 ハグロトンボは見映えは良くない。だからただ見ているだけでは気づかないが、写真にしてみると裏側に素晴らしい模様があることに気付いた。 ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/09/13 12:19:01 PM
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