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テーマ:海外旅行(369)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
6年前(2016年)の今日、リオデジャネイロ3日目の夜 南回りの世界一周のクルーズ船は、ブラジルのリオデジャネイロ港で4泊した。日程をちょうどカーニバルの開催に合わせていたのだ。 1日目は市内観光のバスツアーに参加した。大きなキリスト像が立っているコルコバードの丘などを観光した。2日目と3日目の昼は自由行動でコバカバーナのビーチなどに行った。2016年夏季オリンピックを半年後に控え、街中は意外ときれいだった。 「コバカバーナのビーチ」 (貴重品をかっぱらうこそ泥が多いというので、早々に退散した) 港では電車の路線工事が行なわれていた。まだ線路も一部分しか敷かれていなくて開会までに間に合うだろうかと心配した。まあこれが南米人気質というものなんだろう。ビーチにはオリンピックムードを盛り上げるモニュメントがあった。 「青空に映えるモニュメント」 (後ろの翼を広げた形の近代美術館の造形も美しく、清潔さを協調していた) 3日目の夜、バスで、渋滞の中をカーニバル会場に向かった。この夜が一番ランクの高いチームが登場する夜だったのだ。予定より遅れて(これも南米時間?)第1組が登場した。82分という制限時間の中で、約1キロほどの、両側に観覧席が設けられた約1キロほどの通路をゆっくり移動してゆく。 「世界最大のショー」 (趣向を凝らした屋台に度肝を抜かれる、ダンサーたちがその上で踊る) 我々の観覧席は審査員席の対面でバックスタンドだが、ダンサーたちも一番盛り上がるので鑑賞するには特等席だった。しかし3つのチームを観て、次がこの年一番人気だった「マンゲイラ」というチームという頃には午前2時を過ぎていた。 次の予定が入っていたのでわれわれは帰船した。後で聞くと、やはり「マンゲイラ」が優勝したらしい。電飾で飾られた各チームの屋台やダンス、太鼓、笛などのチームには、裕福な資本家たちが出資している。 その踊り子や太鼓チーム、笛のチームに入るには厳格な審査があるという。彼らはほとんどが貧困階級である。だけど、チームに選抜されることを誇りに思って、日頃から練習に励んでいるという。 BRICs(ブリックス)という、台頭が著しい新興経済発展諸国としてアメリカの証券会社が初めて使った用語がある。ブラジル、ロシア、インド、中国を意味し、ブラジルの経済も、一時はその成長ぶりが教科書にも載るほどだった。 しかし最近は激しいインフレや貧富の格差、効果の上がらない新型コロナウィルス対策などで経済は停滞している。カーニバルは、それらに対する庶民の不満のはけ口の一つと言えないこともない、と考えるのはうがった見方なのだろうか。 ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/02/23 11:26:28 AM
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