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テーマ:海外旅行(7524)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
2011年の今日、バルセロナで一日自由行動
11年前の今日(2011年8月28日)、スペインのバルセロナに寄港した。自由行動とは、旅行会社が企画して募集するツアーに参加せず、単独あるいは、船中でできた数名のグループで行動することだ。この時のグループの目的はサクラダ・ファミリアにエレベーターで昇ることだった。 まず、現地の港湾局が運航するシャトルバスで市街地に向かう。最初に実業家グエルがアントニ・ガウディに設計を依頼して作ったグエル公園に向かった。 「グエル公園」 (ガウディの建築の特色は曲線の組み合わせにある) この公園は高台にありバルセロナ市街が一望できた。遠くにサクラダ・ファミリアも見えた。サクラダファミリアに着くと、エレベーターの待ち時間が2時間ほどもあったので、内部に展示してある資料を観たりして過ごす。 「サクラダ・ファミリアの内部」 (外観はユニークだが、中に入ると教会らしい荘厳な雰囲気を感じた) サクラダ・ファミリアは1882年に着工されている。最初の設計者はアントニ・ガウディではなくフランシスコ・ビリャールという建築家だった。しかし考え方の違いで辞任したためにガウディが引き継いだ。ガウディは1926年に交通事故で亡くなったが、それ以降も遺志を継いで建設は続けられた。 エレベーターの定員は12名程度だったろう。尖塔の一つに設置されているから、そんなに大きいものは作れない。 「エレベータを降りて眺める」 (尖塔にくりぬかれた窓から、市街地の向こうに地中海が見える) このあとグループは解散する。自分はガウディの作品でも有名なカサミラを観に行った。直線を全く使っていない集合住宅である。今でも人が住んでいるから外部から眺めるだけである。 「カサミラ付近の通り」 (2階建ての観光バスが走っている、カサミラはこの写真の左側にある) このあと喫茶店で別のグループと合流しピカソ美術館に向かう。地下鉄を乗り継いで着いたら長蛇の列である。これを見て3人があきらめた。自分は同年代の御婦人Nさんと並んで待っていたら20分ほどで入館できた。入館料金は通常は10ユーロだが、日曜の午後3時以降は無料ということでちょっと得した気分だった。 ピカソの若き頃の作品が展示してあった。ここの展示物にはピカソの晩年の作品のイメージは全くなかった。若きピカソは完全な具象画を追求していたのだ。 帰りは少し道に迷った。途中でバルセロナオリンピックの時に選手村だったところを通った。船に着いたのは帰船リミット(21時)の2分前だった(汗)。 「バルセロナで買ったもの」 (アルコール類の持ち込みは本当は禁止されている) 建設途上ではあるが、サクラダ・ファミリアはスペイン第一の観光地である。その入場料収入で建設費の不足という危機を脱した。ガウディ没後100年の2026年に完成予定と発表されたが、コロナウィルスの影響でどうなるやら…。 ↓ランキングに参加しています、良かったら下をクリックをしてください。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/09/06 04:16:28 PM
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