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テーマ:最近の出来事(571)
カテゴリ:野鳥の写真
アオサギが狙っている
母方の従兄とその奥さん(実は父方の従姉だった)が相次いで亡くなった。三人の子どもたちは独立していたため、80代半ばまで、二人暮らしで仲良く過ごしていた。闘病生活もなく二人とも安らかに亡くなった。幸せな逝き方だった。 母の実家なので、子どもの頃には盆や正月にはよく遊びに行った。家の前には大きな池があって、品評会でも入賞したという立派な錦鯉がいた。この鯉たちは、従兄が亡くなって近くの親戚がエサをやったり水を調整したりと世話に来ていた。 先日従姉の法事に出かけたら、色とりどりの鯉たちは元気に泳いでいた。いつかはどこかに引き取ってもらわないといけないだろうが、現状では飼い育てる環境に不足はないようで、昔のように泳ぎ回っている。 「元気に泳ぐ鯉たち」 (盗難防止用の網や日除けのすだれなども、昔のままだ) 普段この家は留守なので、業者が高価な鯉をごっそり盗んでゆくことも考えられる。だがそれよりも、この鯉たちを狙っているモノがいた。 「鯉たちをじっと観察している」 (一羽のアオサギが、チャンスを伺っている) 目の細かい金属の網が池全体にかけられていて、いくらアオサギのくちばしでも、小さめの鯉でも捕えることは難しいだろう。しかし、このアオサギはなかなかあきらめない。人間が集まっている法事の日でも飛んできているのだから、誰もいない留守の日は毎日チャンスをうかがっているのだろう。 人の目に鮮やかな錦鯉は、アオサギにはどんなに見えているのだろうか。鳥がどれくらい色を識別できるのかはわからないが、鯉たちが水面近くに集まってくる瞬間を狙っているのは間違いないようだ。 もし、鋭いくちばしのひと突きで小さめの鯉を仕留めても、それを網の目をくぐらせ口に入れるのは至難の業だろう。ひょっとしたら網の目が破れや隙間を見つけているのかもしれない。アオサギの頭の中では自分なりの作戦があるのかもしれない。 ↓ランキングに参加しています。応援のクリックをお願いします。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/01/17 03:01:11 PM
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