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カテゴリ:野鳥の写真
悠々とエサ場を独占
「アザメの瀬」という名でよばれるこの地は、戦後の食糧難の時期に、人や家畜の力で水田化が図られた。もともとは洪水の時には遊水地となる場所だった。 戦後の食糧難の時期に、人や家畜の力で美田に生まれ変わったのだ。しかし、経済の高度成長期以降は食生活の変化で米が余るようになった。そのような食糧事情や農業後継者不足を受け、「アザメの瀬」はもとの湿地に復原された。これを復原というかどうかわからないが、子どもの頃に汗を流して水田化を手伝った者の1人としては複雑な思いだ。 日本の食糧自給率はどんどん低下している。いつか食糧難になるだろう。アメリカや中国頼みの食糧政策は破綻するだろう。食糧生産は奈良時代の班田収授法を例に挙げるまでもなく国政の基本だ。食糧が無いと国民は飢えるしかない。 そんな心配をよそに、この地域は国土交通省の事業として、20年くらい前に湿地に復原された。というか、水田が機械力で人工の湿地帯に変えられた。小さな水田もつくられ、小学生の体験田植えや稲刈りの場として利用されている。 SNS全盛の現代、湿地で魚取りをしたりする子どもたちはいない。大人が自然を楽しむには、付帯設備が貧弱だ。管理に手がかかることが、放置された状態という結果になっている。この地を謳歌しているのは野鳥や小魚たちのようだ。 「ダイサギの捕食」 この池はこの湿地地の中で一番大きい。というか水場はこの地だけしかない。多くの鴨たちはこの湿地の横にある松浦川の中をエサ場としている。このシラサギ君がこの池を独占している。 600mm相当の望遠レンズだが、何をとらえたのかよくわからない。飛び跳ねて逃げようとしたのでドジョウかもしれない。だけど、自然に戻すいっても魚類を放つことはしていないだろう。大きな山ミミズの一種だったかもしれない。 ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/04/04 03:28:34 PM
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