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テーマ:昔の写真(15)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
組体操の責任者を命じられて
未整理のプリントやネガを見ているとき、モノクロフィルムのべた焼きが出てきた。フィルム時代のプリントは沢山残っているがべた焼きは珍しい。今から45年くらい前の体育大会の写真だった。女子のブルマ姿も今となれば珍しい。 この頃、自分は20代後半だった。当時は、どの学校にもベテランの体育主任がいて、体育科指導だけでなく生徒指導面でも学校の中心的存在だった。そのM先生から、体育大会の職員会議で男子の組体操(スタンツ)の責任者に指名された。 この学校の女子の集団演技は浴衣を着ての踊りだった。これはもう伝統となっていて指導するのは体育主任のM先生だった。男子は別の教師が指導しなくてはならない。その男子の組体操の指導を、一番若手の自分に命じられたのだ。 もちろん、男子の教員全員で指導にあたる。だが、計画立案から演技の流れを考え、成功に導く責任は自分に課せられたのである。10種目程度の演技のうち、山場はブリッジと、タワーとピラミッドである。 そこで自分は考えた。これまでは学年単位で演技をしていた。各学年2クラスだったので、男子だけで学年40人前後だ。自分は学年別に組まずに、1年から3年までを身長順に並ばせて、3つの組に分けた。そうすることで、クライマックスのブリッジやタワー、ピラミッドの成功率が高まると考えたのだ。 各種目の人の組み合わせは、グループごとに生徒に話し合わせた。そうする中で、5段のビラミッドができないか考えた。例年ビラミッドは10人グループの4段だった。体格や体力を考えて編成すれば5段も出来るのではないかと考えた。 私の生徒たちも3年生を中心に、人の組み合わせを考えた。グループでも良い意味で対抗心が出てきたようである。こうして、5段ピラミッドは全ての組で成功した。 最近は学校事故を防ぐために、組体操でも高さなどを教育委員会が規制しているようだ。補助者をつけるなど自己防止対策を取れば、生徒たちにはやり遂げる力があると思う。 ↓ランキングに参加しています。良かったら下をクリックして下さい。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/05/30 03:27:06 PM
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