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SHOZO~ぼくはこうして世界の四大アーティストになった~

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嶋本昭三

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2005.09.19
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カテゴリ:記事
1950年代から半世紀もの年月ヘリコプターから地上に絵具を炸裂させる絵画など独自のアクション・ペインティング&パフォーマンスを繰り広げてきた嶋本昭三。
齢77を迎えた2005年、初夏およそ100人のアーティストを率いて敢行されたイタリア関連アート・プロジェクトの旅、その記録-




~ヘリ・パフォーマンスinトレビ&ナノテクinレッジェ・エミーリア~


その後も、トレビ、そして次なる地、レッジョ・エミーリアで、連日、三者三様のプロジェクトが続く。

鷲見は、算盤やバイブレーターや番傘など、いろいろな道具を使って、墨とアクリル絵具を紙の上にまきちらす。

絵に引きつけられたイタリア人の観客が、思いがけない番傘の衝撃に戸惑い飛び退くと、鷲見は、今度はアシスタントが宙に掲げた大きな透明ビニールに向かって、ひしゃくで絵具をかける。

観客は飛び散る絵具から逃げつつも、瞬時にかたちを変えて滴る色彩を見ようと、また近づいていく。
美術館で展示不可能な、生まれながら消滅していく作品が、人を引きつけるのだ。

またLOCOは、1000人もの人びとをまきこんでの糸でんわパフォーマンスや「コップ人間」などユニークな作品を生み出す作家であるが、今回《L’INCONTRO(出会い)》という糸でんわを用いたパフォーマンスを行った。

等身大のふたつのコップと糸に当たる部分は、伸縮性のある筒状の布。
この中に観客を通らせ、人は”声のかたち”となる。
人の身体に張り付いた布は「声はどんな色?かたち?大きさ?」かを測るLOCOの表現となって現れた。




→次回に続く




アンドレア・マルデガン(アート・コーディネーター)=文






「美術手帳」9月号より






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Last updated  2005.09.20 00:19:30



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