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テーマ:トリノ オリンピック(361)
カテゴリ:エッセイ
トリノ冬季オリンピックの開幕の様子をテレビで見た。
正に大阪で行われた万博での具体まつりの再現である。 もっと高度に費用もかけてテクノロジーもすすんでいるが 具体まつりを真似しているというつもりはない。 具体の精神を見事に受けついでイタリアのアート感覚的に大きく発展させている。 1990年ローマ市美術館が具体の展覧会を開催してくれた。 村上さんの紙破りやぼくの瓶投げ、ガラス玉破りなどを再現させてくれた。 更にホンダのオートバイを数十台並べて、思い切りふかした アートパフォーマンスなどしてぼくたちを喜ばせてくれた。 今回も紙破りはあった。具体の空中パフォーマンスは更に発展させて バレーをはじめ様々なアートを又空中人間が実演した。 ホンダに代わってフェラーリがアートを演じた。 オノヨーコも出てきた。アイーダが演奏される。 ハバロッディーが歌う。 芸術の国、イタリアが総力をあげて発表した。 そしてイタリアは具体のメンバーであったぼくを4年連続で招待してくれて アートの発表をさせてくれている。 ひるがえって日本ではこの「具体芸術」についてはすっかり忘れられている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.16 16:57:06
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